ワンダースター★航星記

写真を撮るとは、決して止まらない時間を止めること。旅や日常生活のインプレッシブな出来事を綴ったフォトエッセイ集です。

天狗平から室堂平 ① ~チングルマ・イワカガミの咲くころ

2020-08-10 | 花めぐり~7・8月

天狗平から室堂平 ① ~チングルマ・イワカガミの咲くころ

 高原バスは弥陀ヶ原を過ぎると立山連峰の勇姿が目前に迫ってくる。

 車窓から、称名川に注ぎ込むソーメン滝がみえる。

 殆どの乗客は終点・室堂までの乗車だが、私ひとり、ひとつ手前の天狗平で下車した。

 ランドマークである室堂のバスターミナル(立山高原ホテル)が遥か彼方に見える。

 なだらかであるが、標高差は150mある。

 ここで降りたのは、高山植物が豊富であると聞いたからだ。

さっそく、チングルマとコイワカガミが迎えてくれた。

これは、オタカラコウかな。

これは、ハクサンボウフウ?

高山植物の宝庫である。

2450mの目指す室堂も目前だ。

 

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夏の花 ~「Summer」 久石 譲

2020-08-02 | 花めぐり~7・8月

夏の花 ~「Summer」 久石 譲

                                    

 

 灼熱の太陽がぎらぎらと照りつける。

 とめどもなく流れる汗を拭いながら、「暑いね」が挨拶代わりとなる夏の日。

 いつか、夏の風景を懐かしむ日が来ることを願いながら、今このときを過ごす。

 

              


 

               

               

               
               

               

               

               

               

               

                  




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蓮の咲くころ ~西大寺

2020-07-26 | 花めぐり~7・8月

蓮の咲くころ ~西大寺

 

 奈良の西大寺というと近畿圏のハブ駅のイメージが強いが、もともとは称徳天皇の勅願により、天平時代の765年に創建された、東大寺と並ぶ広大な寺域を有する寺院で、大いに栄えていた。

 称徳天皇(前・孝謙天皇)は聖武天皇の娘で再即位(2期目)した女帝。

 ところが、その後、数多の火災にあい、創建当時の建物はほとんど焼失した。

 鎌倉時代に叡尊により復興されたが、戦国時代には再び火災で焼失し、現在残っている本堂(重文)、愛染堂(重文)、四王堂(重文)などは江戸時代中期に建てられたもの。

 叡尊が始めた「大茶盛」の寺としても有名。

 蓮が見ごろを迎えていた。

 

 

 

 

 

 

 冒頭にも触れたが、近鉄西大寺駅は奈良・天理・伊勢・京都・吉野・難波・神戸三宮を結ぶハブ駅で線路の切り替えポイントが28本ある。

 これは、日本最多だという。

 ラッシュ時などは京都と大阪方面行きの列車が同じホームから2分おきに発車するなど、駅員さんは息つく間もないことだろう。

 これは古代遺跡が多いという土地柄の関係上、地下駅を作れないのも一因だが、最近は近未来のステーションへと変貌中である。

 案内ロボット嬢も登場している。

 

 

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「君がくれた夏」~けいはんな記念公園の夏の花

2020-07-24 | 花めぐり~7・8月

「君がくれた夏」~けいはんな記念公園の夏の花

 

 夏の暑い日、図書館の帰りに立ち寄る公園。

 水の流れと花々に癒されて、木陰で、ちょっと、翅を休めてみる。

    コロナがくれた夏休みに、これからを模索する。

  自然が自然になった公園で。

 

 

 

 

 

 

 

家入レオ -「君がくれた夏」(Full Ver.)

 

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室生龍穴神社と「ねむ」の花咲く街道

2020-07-21 | 花めぐり~7・8月

室生龍穴神社と「ねむ」の花咲く街道

 

   御杖村から室生龍穴神社を目指す。

 ドライブ道中で素敵な花を見つけるたび、車を停めて撮影するのが私流。

 今回は名残の紫陽花とねむの木の花が印象的だった。

 

 

 

 

 

 室生龍穴神社は、創建年代が分からないほど古い歴史があり、樹齢600年以上あるとされる杉の巨木が立ち並び、神聖な雰囲気を漂わせている。
 ご神体は、伝説で龍神の住処とされている「吉祥龍穴」で、ここから更に山中に入った奥宮にある。

 

 

  

 この辺り、あちらこちらに龍の伝説や龍の付く地名が残されている。

 次に目指すのは、「龍鎮の滝と龍鎮神社」。

 途上、かわいい案山子たちが目を引いた。

 

 

 

 

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半夏生のころ ~御杖村・岡田の谷

2020-07-19 | 花めぐり~7・8月

半夏生のころ ~御杖村・岡田の谷  

 

 奈良県御杖村神末の「岡田の谷の半夏生園」で、半夏生(はんげしょう)が見頃を迎えている。

 半夏生は、七十二候のひとつ「半夏生」の頃に花が咲くことが名前の由来とされるドクダミ科の植物で、県の準絶滅危惧種に指定されている。

 岡田の谷では、7月上旬から下旬にかけて葉の一部が白く色付き、まるで緑の上に白い絨毯を敷いた様な美しい光景が広がっており、ひとときの涼を感じることができる。

 

 

 

 

 御杖村は第11代垂仁天皇の勅命により天照大神の御杖代となった倭姫命が、天照大神をお祀りする候補地として杖を残したとされる伝承の地。

 一説では卑弥呼ではないかといわれる倭姫命である。

 御杖神社でその杖をお祀りすることから、村名の由来となっている。

 

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長居植物園 ~ハスの咲く頃

2020-07-16 | 花めぐり~7・8月

 長居植物園 ~ハスの咲く頃

              

 大阪市東住吉区の長居公園植物園の蓮。

   これは過去写真だが、かつては、素晴らしい、蓮の楽園だった。

    園内にある約1万平方メートルのハス園では、花弁が酔った王妃の顔のような淡いピンク色の品種「酔妃蓮」(すいひれん)を栽培されていた。



              

              

              
 
              
             


              

              

              

              

              

              

              

              

              

              

 また、いつか、この楽園に戻してもらいたいものだ 。

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アガパンサスの咲くころ ~長居公園から杭全神社

2020-07-14 | 花めぐり~7・8月

アガパンサスの咲くころ ~長居公園から杭全神社

 長居公園外周の一角に咲くアガパンサス。

 今年も涼し気な花を咲かせている。

 

 

 

 

 

 

 アガパンサスを横目にペダルを踏んで、平野郷・杭全神社に向かう。

 例年なら、だんじり囃子が鳴り響く街並みだが、今年は静まり返っている。

 杭全神社では、コロナ禍により、神様が渡御しない”居まつり”と相成っていた。

 

 

 

  平安時代の初め、貞観4年(862年)に杭全荘を領地とする坂上田村麿の孫の坂上当道(とうどう)は京都祇園の牛頭天王(ごずてんのう)の神託により、素戔嗚尊を平野郷の氏神として勧請し現在の第一本殿にあたる祇園社を創建した。

 素戔嗚尊(すさのをのみこと)と習合したといわれる牛頭天王は疫病を司どるといわれている。

 コロナ退散を祈る。

 

  また、拝殿の前にある、青銅製の狛犬の足には、様々な紐が幾重にも巻かれている。

  この紐は、「走人(はしりびと=家出人)足止め」を祈願して結ばれたものである。

  最近では、客足が遠退かないようにとか、恋人の心が離れないようになど、足止めにちなんで様々な願掛けをする方も増えているそうだ。

 

 

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ハスの咲くころ ~喜光寺

2020-07-11 | 花めぐり~7・8月

ハスの咲くころ ~喜光寺

 喜光寺(きこうじ)は奈良時代の高僧、行基が養老5年(721)に創建し、東大寺大仏建立のための布教活動の拠点とした寺。
 7月になると、境内は蓮の花に彩られる。

 

 

 

 

 本堂は、東大寺造営の際の大仏殿の雛型として建てられたとの伝承から「試みの大仏殿」と呼ばれる。

 

 本尊の阿弥陀如来像と脇侍の観音菩薩像と勢至菩薩像。

 

 

 

 

 

 

「宇賀神像」は、とぐろを巻いて鎌首を持ち上げた蛇の体に、髭をたくわえた老翁の顔を持つ当寺の秘仏。

 

 行基はこの寺で入滅した。

 

 

 

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芙蓉の花は咲いたけど ~長居植物園

2019-08-16 | 花めぐり~7・8月

芙蓉の花は咲いたけど ~長居植物園

   炎天下の長居植物園で汗まみれになりながら、芙蓉の花を撮っているとき、ふいに昔々、聴いた曲が脳裏をよぎった。

 記憶をたどると、確か、綺麗なメロディが印象的な、さだまさしの曲で、「芙蓉の花が咲いたけど」とか、「あなたに借りた鴎外」とか「風に聞いてもいいですか」とか出てきて、最後に「私、髪を切りました。」と、ドキっとさせる歌。何て歌だったかな。

 最近はググると、すぐに疑問が解消されるので、そういうストレスはなくなった。

 「追伸」という歌だった。

 「芙蓉の花は咲いたけど」ではなくて、「芙蓉の花は枯れたけれど」という初秋の歌だった。

 あらためて聴くと、曲もさることながら、歌詞の凄さに驚かせられる。

 

 芙蓉の花の側に「ムクゲ」も咲いていた。

 非常に似た花。ググると・・・・

 芙蓉フヨウ)」の花=先端の雌しべが曲がって、5つに分かれています。

 「木槿ムクゲ)」の花=先端の雌しべが真っ直ぐで、多くは分かれていませんが、分かれている ようなものも混じっていることがあります。

 とあった。

 暑さをものともせず、夏花の撮影を続ける。

 

 

 熱中症にならぬ間に、そろそろ、退散しよう。

 「追伸」を聴きながら、秋の到来を待ちわびて・・・。

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なら燈花会 ① ~夕景と百日紅

2019-08-12 | 花めぐり~7・8月

なら燈花会 ① ~夕景と百日紅

 暑い熱い奈良の夏。今年も燈花会の季節がやってきた。

 点灯前に奈良公園を散策してみた。

 鹿も猛暑にまいっている様子。 

 日中は池に入るのや、博物館の空調口に集まったりして、しのいでいる。

 何か、切なくなる。

公園の各所では、百日紅が満開である。

 

 

 

 

 陽が沈み始めた。

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SUMMER 久石譲  ~南光ひまわり畑

2019-08-09 | 花めぐり~7・8月

  SUMMER 久石譲  ~南光ひまわり畑
                
   
 
              

              

 太陽に向かって、敢然と挑むかのように咲く大輪のひまわり。
 兵庫県佐用町南光のひまわり畑では、120万本と云われるひまわりが暑さを物ともせず、咲き誇っている。
 連日の暑さにへとへとの身としては、その元気を幾分の一かでも、分けてもらいたくなる。

              

              

ひまわり畑の真ん中を白い日傘がひょこひょこと右往左往する。
 畑に作られた迷路で迷っているのだろうか。





今年も暑い暑い夏が過ぎていく。


              

              

              

              

              

              

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キバナコスモスの咲くころ ~アゲハ乱舞・藤原京跡 ②

2019-07-31 | 花めぐり~7・8月

キバナコスモスの咲くころ ~アゲハ乱舞・藤原京跡 ②

 藤原京跡の春には菜の花畑が広がっていた場所で、キバナコスモスが見頃となっている。

 太陽がぎらぎら、照り付けていたが、木陰には涼風が吹きわたり、オレンジの一面の花畑に癒される。

 「アゲハ蝶」と「キアゲハ」が乱舞して、過行く盛夏を満喫しているようだった。

 

 

 

 

アゲハ蝶とキアゲハのツーショット!

 

 

 

 

 

 

 

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蓮の花の咲くころ ~藤原京跡 ①

2019-07-30 | 花めぐり~7・8月

蓮の花の咲くころ ~藤原京跡 ①

 持統天皇は694年、耳成山・畝傍山・天香具山の「大和三山」が形作る三角形の真ん中 に唐の都に習った藤原宮を営んだ。

 この広大な藤原京跡に咲く蓮の花が見頃を迎えている。

 汚泥の中から、清らかな美しい花を咲かせる蓮は仏教訓話などでも、しばしば、語られる。

 だが、かつての都が、僅か16年ほどで、平城京に遷都せざるを得なかった理由の一つに、蓮の花が好む湿地帯環境、すなわち、水はけの悪さが挙げられている。

 

 

 

 

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ひまわりの咲くころ ~カリヨンの丘(馬見丘陵公園)

2019-07-29 | 花めぐり~7・8月

ひまわりの咲くころ ~カリヨンの丘(馬見丘陵公園)

 

 馬見丘陵公園のカリヨンの丘で、ひまわりが見頃を迎えている。

 黄色とオレンジの品種が層を成して咲き誇っており、鮮やかに夏を謳歌しているかのようだ。

ベニシジミとミツバチがテリトリー争い?こんなに、たくさん、咲いてるのに。

公園近くの休耕田がひまわり畑になっていた。

こちらも、一面のひまわり。

 ひまわり撮影の後は、久しぶりに広陵町の「手打ち蕎麦 はやし」でランチ。

 奈良のグルメランキングでも、常に上位の蕎麦の人気店

 写真の「田舎蕎麦」は塩をつけて、食すると蕎麦の薫りが口中に溢れ、「蕎麦を喰ったなあ」という気になる。

 右端は付け出しの黒米。

 

 

 

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