ワンダースター★航星記

写真を撮るとは、決して止まらない時間を止めること。旅や日常生活のインプレッシブな出来事を綴ったフォトエッセイ集です。

「音の花温泉」 ~冬はやっぱり、温泉で、ほっこりと・・・

2014-01-10 | 旅行
 「音の花温泉」 ~冬はやっぱり、温泉で、ほっこりと・・・

              

 奈良県生駒市小平尾町(近鉄生駒線、東山下車)の「音の花温泉」。
 50人入れると云う、広々とした露天風呂と弱アルカリ性の泉質の良さが人気の日帰り温泉施設。
 近辺でこの広さとヌメリ感ある泉質の温泉は少ないだろう。
 また、音の花温泉には、「音の花亭」という、かなり大きめの食事スペースが設けられている。
 勝浦漁港直送をうたっているだけあって、魚貝類の新鮮さは折り紙つきである。

              

              

 私がお気に入りなのは、前述の他、あまり知られていないのか、人が比較的少ないこと。
 平日など、この広い露天風呂を一人で貸し切り状態になることも、しばしば。

              

              

 そして、泉質の良さ。
 水素イオン濃度、Ph8.6は弱アルカリ性泉に分類されるが、数字以上にヌメヌメ感があり、肌がツルツルになると評判。

 私、実はアルカリ性泉の大ファンでして、温泉は常々、「アルカリ性に限る」と考えている派なのである。
 関西では榊原温泉とその周辺が代表的である。

 温泉には色々な分類方法があるが、水素イオン濃度(Ph)で液性分類(酸性、中性、アルカリ性)をする方法がよく用いられる。
 その中で、水素イオン濃度(Ph)が10以上の温泉を強アルカリ性泉と呼ぶ。
 一般的に、酸性泉は物質を溶かす力が強く、溶存物質総量が多くなるが、アルカリ性泉は物質が沈殿しやすいために溶存物質総量が少なくなる傾向にある。
 したがって、身体に対する刺激が強くなく、その多くは無色澄明、無味無臭で、お湯がやわらかくて入り心地のよい温泉となる。
 アルカリ性が強いと、その作用によって肌がすべすべになり、湯冷めがしにくいと言われている。

 ちなみに苦手の強酸性の草津温泉に入ったときには肌の弱い私は赤くなったものであった。
 では、国内で最大のアルカリ性泉は何処かというと、

 1位 長野県「 白馬八方温泉 おびなたの湯」Ph11.5

                
              (画像はHPより拝借)

 2位 埼玉県「 都幾川温泉 湯元館 」Ph 11.3

 3位 岩手県 「新山根温泉 べっぴんの湯」Ph 10.8  と続く。
(もっと、他に情報あれば、教えてください。)

 ただ、経験上、ヌルヌル感はPh濃度だけではなく、他の含有物も微妙に影響していることがわかってきた。
 今まで、もっとも、ヌルヌル感があったのは・・・

 和歌山県 「日置川温泉 リバージュスパ ひきがわ」Ph 10.1 であった。
 本当はあまり、教えたくないのだが・・・。

                
              (画像はHPより拝借)

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なんばパークス・イルミネーション散歩 ~「光の滝」

2013-12-26 | 旅行
 なんばパークス・イルミネーション散歩 ~「光の滝」

              

 いつからだろうか、町がイルミネーションで飾られるようになったのは・・・。
 1879年にエジソンが電球を発明した3年後の1882年にニューヨークマンハッタンの900棟のビルを14000個の電球で飾ったのが世界初のイルミネーションだそうだ。
 しかし、日本でここまで、煌びやかになったのは、阪神淡路大震災の復興キャンペーンとして始まった「神戸ルミナリエ」からだったような気がする。
 安価なLEDの出現もこれに拍車をかけたことだろう。

              

 資源の無駄使いだと頭の隅では思いながらも、ついつい、煌めく光に誘われるようにイルミネーションを観にでかけるようになってしまった。
 今回は「なんばパークス」を歩いてみた。

              

              

 あちこちでイルミネーションが始まると、似たようなデザインをよく目にするようになった。
 同じ業者なのだろう。
 使い回しや大量生産はコスト減になるが、飽きられるのも、また早い。 

              

               

 人は何故にイルミネーションに魅かれるのだろう。   
 
 諸説あるが、ある脳の研究者によると“暗闇の中に光るものがあると、人は安心するようにできているのではないか”とのこと。
 生物にとって光は、太古の昔からエサや住処などよいもののシグナルになっていたということで、光に群がる虫や漁火など、頷ける事例も多い。

 また、光を認識する際、男性が光の三原色の赤・青・緑で認識するのに対し、女性の半数以上が濃い赤・薄い赤・青・緑の4色で認識できるとされている。
 イルミネーションが特に女性に人気が高いのは、そのためなのかもしれない。


              

              

              

              

              

              

              

              

              


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中之島ローズライトパーク ~『12月の雨』

2013-12-20 | 旅行
  中之島ローズライトパーク ~『12月の雨』

              

 12月の朝はただでさえ、起きづらい。
 ましてや、冷たい雨でも降ろうものなら、「まだベッドの中で半分ねむりたい」。
 懐かしいユーミンの歌が脳裏をよぎる、そんな日、雨も止んだので、“OSAKA 光のルネサンス 2013”の「中之島ローズライトパーク」に出かけた。

  

 ところが、まさに“雨の御堂筋”である。

              

 それも「傘の花が咲く」なんて、風情ではない。
 ときおり、雨は激しくなり、濡れネズミ状態。
 今日、デビューのカメラを気遣うばかり。

              

              

               

 でも、雨の反射のおかげで少しは幻想的な写真を撮ることができたかもしれない。
 そう自分を慰めてみる。


              

              

              

              

              

              

              

              

              

              


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鯖街道・熊川宿 2 ~にゃんこ&ラスト紅葉

2013-12-10 | 旅行
  鯖街道・熊川宿 2 ~にゃんこ&ラスト紅葉

            

 僕はこの“鯖街道の熊川宿”が気に入って、住みついているんだにゃあ。
 「この町にいると、好物の魚売りが往来するからだろう」って!?
 いやいや、昔は、そんなこともあったそうだけど、今はこんな街道を通りやぁしにゃいよ。
 それに、僕らは、ここの名物だっていう、“鯖寿司”なんて、好まにゃいしね。
 何より、好きなのは、この町のほんわかした、のんびりムードなんだにゃ。

 ほら、向かいのミケだって、気持良さそうに日なたぼっこしているにゃ。

            



            

 「ミケ!僕と一緒にガリガリしにゃい?」

            

 「いつから、名古屋猫になったんだ。
  しゃあにゃいな。付き合いだから、ガリガリするか。」
 「ガリガリ!」

            

 「あれっ!オチはなかったの?」
 「う~ん!さっきのが、そうだったんだけどにゃ・・・。」
 「にゃんもにゃい!」

            



 今年の紅葉も見収めです。


            

            

            

            

            

            

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富田林・寺内町 2 ~古の街並み散歩

2013-10-15 | 旅行
  富田林・寺内町 2 ~古の街並み散歩

             
              

 富田林・寺内町は1558年(永禄元年)、証秀上人によって創建された興正寺別院を中心として誕生し、商売の盛んな在郷街へと発展した。
 現在も創建当時の六筋七町の町割りや、重要文化財の旧杉山家住宅、仲村家住宅など往時の繁栄を偲ぶ重厚な町家が数多く残されている。
 また、大阪府内で唯一の重要伝統的建造物群保存地区に選定されている。

              

              

                            

 女流天才歌人といわれた石上露子の生家「旧杉山家」。
 代々、造り酒屋を営んだという。

              

 伝統的建物の整備はもちろん、歴史的な地域資源を活かした、イベントや魅力的なお店など、町の活性化は着々と実を結んでいるようにみえる。
 
              

              

              

              

              

 富田林も地車祭りの町。

              

 鬼瓦や鍾馗様が目を引く。

              

              

              

               

 「虫籠窓(むしこまど)」に「煙出し」。街並みの文化と暮らしぶりを垣間見る。

              

 防犯用の「忍返し」。

              

 この町から旧高野街道や旧千早街道が伸びていた。

              

 町のどこからも、ひょいと目を移すと「PLの塔」が飛び込んでくる。
 ちょっと、異様だ。

              

 「富田林駅南地区まちづくり協議会」は空き家活用やイベントなどを通じて、歴史的な地域資源を活かした町づくりに取り組んでおられる。

 ホームページはこちら ⇒ 「富田林駅南地区まちづくり協議会」
 

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天神橋筋商店街、ぶらり!~「大阪くらしの今昔館」

2013-06-17 | 旅行
  天神橋筋商店街、ぶらり!~「大阪くらしの今昔館」

 南北約2.6kmと直線では日本一の長さを誇る「天神橋筋商店街」。

              

 その中でも天神橋筋二丁目は、天満宮参道。
 左右に店が軒を連ね、落語専門の定席・天満天神繁昌亭もあり、大いに賑わっている。

              

 熱々コロッケやミンチカツで有名な「中村屋」があり、行列ができている。 1つから売ってくれるのでコロッケを買っての食べ歩きがここの定番だとか。

 国道1号を渡るとき、ふと見上げると入口上部にリアルな人形4体がドーン!とある。
 天神祭の船渡御で御神霊を出迎える「お迎え人形」だが、いかにも、大阪らしい。

              

              

              

 そのまま、天六まで歩くと、一角のビルの高層階に面白いミュージアムがある。
 大阪市立住まいのミュージアム「大阪くらしの今昔館」である。

              

              

 江戸時代、明治、大正、昭和の古き浪速の街が再現されており、束の間のタイムスリップが楽しめる。
               

 入場者は外国からのお客様が多く、見受けられた。
 しかし、このような施設こそ、地元の方に見てもらいたいと思うのだが。
 


               

               

               

               


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富田林「じないまち雛めぐり」 ~四季物語2013春

2013-03-12 | 旅行
富田林「じないまち雛めぐり」 ~四季物語2013春

                      

                      

 春の恒例行事「富田林・寺内町(じないまち)雛まつり」が3月9~10日の2日間に渡って、開催された。
 これは寺内町を中心に、100ヶ所以上の民家や商店、まちかどでお雛様が飾られ、春の節句を祝うイベントである。
 また、「富田林駅南地区まちづくり協議会」主催の「まちなみアート」も同時開催され、華やかなのぼりや手染めのれんがまちなみを彩った。
 同会は四季折々のイベント「寺内町四季物語」の開催を通じ、空き家活用や商店街の活性化など、地域が主体となったまちづくり活動を続けている。

                      

                      

                                          
 寺内町は戦国時代に興正寺を中心とした、土塁に囲まれた“宗教自治都市”に端を発したが、江戸時代には、次第に宗教色が薄れ、商売が盛んな在郷町として発展した。
 白壁に板塀、虫籠窓が美しい歴史的な町屋とともに創建当初の町割が残されており、国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されている。

                      

                      

                      

                      

                      

                      

                      

鬼瓦に守られた町。



中世のお雛様は憂いを帯びた微笑みで静かに時の流れを見つめていた。

                      

                      
                       
                      

                      

                      
                     
                      

 そこには、永遠に変わらない家族の肖像が刻印されているようだった。




                      

                      

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