ワンダースター★航星記

写真を撮るとは、決して止まらない時間を止めること。旅や日常生活のインプレッシブな出来事を綴ったフォトエッセイ集です。

全興寺境内「駄菓子屋さん博物館」ほか ~平野・町ぐるみ博物館

2015-01-27 | 平野・町ぐるみ博物館
全興寺境内「駄菓子屋さん博物館」ほか ~平野・町ぐるみ博物館

              

 平野・町ぐるみ博物館の中核を成す全興寺(せんこうじ)さん。
 今から千三百年前の昔、聖徳太子が平野の野中に薬師如来の像を安置した薬師堂から町が形づくられたので、全興寺は「平野」発祥の地とも言われている。
 小さなお寺ではあるが、遊び心満載の境内は飽きることがない。
 私的には、平野で初めて訪れたお寺であり、初めて訪ねた町ぐるみ博物館。
 私の「平野」もここから、スタートした。
 今も所用が多く、足しげく訪れており、境内はいつの間にか、見慣れた風景になってしまったが、平野は初めてという方には一番のおススメスポットである。

 境内にある町ぐるみ博物館のひとつ、「駄菓子屋さん博物館」。

              

              

 20年以上も前にできたというから、今やブームの「昭和レトロ」博物館の魁だろう。

              

              

 「おばあちゃんの部屋」。TVもない昭和25年頃。

              

 おも路地2Fには、ちんちん電車が・・・。
 南海電鉄「平野すてんしょ」の思い出が残されている。

              

 昔懐かしい井戸のポンプがあった。これも昭和レトロな風景。

              

 地獄堂の閻魔様。「ご、ごめんなさ~い!」と思わず、謝ってしまう。

              

 涅槃堂(ねはんどう)の総ガラスの涅槃仏に癒される。

              

 「ほとけのくに」は151体の石仏に囲まれ、ステンドグラスのまんだら(曼陀羅)に座って瞑想する地下空間。

              

              

              

 ネパールから贈られたというマニ車。
 マニ車の中にお経が納められていて、手でまわすと、お経を一巻お唱えするのと同じ功徳があるといわれている。

              

 「わんにゃん堂」を拝むたび、愛犬ラッキーと遊んだ日々を思い出す。

              

 「仏足石」

              

 江戸時代慶応年間の道標が残る。
 西面は「右 さ山、高野山、すぐ信貴山道」と読める。
 ここが中高野街道であった名残である。
 北面には「左 ふじ井寺 道明寺 大峰山上 是より一丁東の辻右へ同所道」
 東面には「右 天王寺 大さか すぐ 住よし さかい道」とある。


              


川口ご住職(平野の町づくりを考える会・事務局長)のお話
<平野区役所HPより>
 
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8月24日、新たな「平野・町ぐるみ博物館」が誕生!

2014-06-28 | 平野・町ぐるみ博物館

8月24日、新たな「平野・町ぐるみ博物館」が誕生!

              

平野区にご趣味で仏像を彫られている方がいらっしゃいます。
退職後、仏像を彫ろうと一念発起、学校に通い、その後は独学で約20年に渡って、仏像を彫ってこられました。
流町3丁目の大和正信さんです。
如来、菩薩、明王、天部と、その種類もバラエティに富んでいます。
なかでも、十一面千手観音像や大日如来像、阿修羅像などの荘厳さには、圧倒されると共に心を打たれます。

              

              

              


昨年は長寶寺に弁財天像を奉納されており、既に、ご趣味の段階を超え、仏師の領域に到達されておられるように感じました。
このたび、8月24日(日)の「平野・町ぐるみ博物館」、“年に一度の「全館オープンデー」”に合わせて、町ぐるみ博物館のひとつとして、これらの仏像をご自宅で1日限りの公開をされることになりました。
その名も、「平野・佛像博物館」。
「町ぐるみ博物館」マップにも、載りますので、一度、訪ねてみては如何でしょうか。

              

              

              

              

              

              

               

PS.平野南地域活動協議会の角野会長より、地域に仏像を彫られている方がいらっしゃると紹介いただき、大和様方を訪問。
 大和さんはこれらの仏像を一般公開したいという、お気持ちがあることがわかった。
 しかし、展示場所やセキュリティ対策、移動などの問題もあり、それなら、「町ぐるみ博物館」として、ご自宅で公開されてはと提案した。
 早速、「平野の町づくりを考える会」の川口事務局長(全興寺住職)とおつなぎし、このたびの運びとなった。
 印刷直前の「町ぐるみ博物館・マップ」掲載もぎりぎり、間に合い、不思議な御縁を感じている。


              

              


             
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「平野郷菓 梅月堂」 ~“季節の和菓子作り体験”

2013-11-25 | 平野・町ぐるみ博物館
  「平野郷菓 梅月堂」 ~“季節の和菓子作り体験”

 大阪市平野区平野本町の「平野郷菓 梅月堂」さんでは毎月第4日曜日、13時から14時に“季節の和菓子作り体験”を梅月堂西店、菓子工房にて開催されている。
 会費は材料費込み、自ら作った和菓子のお土産付きで1000円である。
 講師は梅月堂店主、前田秀彦さん。
 さあ、どんな和菓子ができるかな!?

              

 最初のお題はこれ。 練り生地とこし餡で、サザンカの花びらを作る。

              

 まず、ピンクの生地を丸め、伸ばし、その上に白い小さめの生地をなじませる。

              

 その後、丸めた、こし餡を包み込むように・・・

              

 簡単そうで、これが、なかなか、大変!

              

              

              

 不慣れな手つきに前田講師も不安になってきた様子!?

              

 自ら、手ほどき。

              

 黄色い生地でメシベを表現。

              

 おっと~!それらしく、なってきた。

              

 手前の2個は私作。う~ん、花びらには見えない!!

              

 「おいしそう!!」と快心の笑顔の彼女。
 この直後に悲劇が・・・。
 せっかくの力作を床に落としてしまうのだ。
 その後、その和菓子をどうしたのか知るよしもないが・・・。

              

 次のお題はこれ。紅葉した落ち葉を表現する。

               

 丸めた生地を葉っぱの形にして、葉脈の木型に押しこむ。

              

 そして、それで、俵状にした、こし餡を包めば、出来上がり!
 さすが、師匠。これはアートですね!

              
 
 「木型に押し込むっ!」と・・・。

              

 「じぇ!じぇ!手の平から剥がれなくなった!!」

              

 でも、何とか、サマになってきたよう。

              

 仕上げは粗砂糖をまぶして、霜を表現する。

              

 不細工ながら、お土産ができました。

              

 お疲れ様です。ありがとうございました。


              

“季節の和菓子作り体験”は定員5名。早目の予約が必要です。
 ⇒「梅月堂 ホームページ

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「平野・町ぐるみ博物館」 1

2013-02-26 | 平野・町ぐるみ博物館
          「平野・町ぐるみ博物館」 1


                     

 「町ぐるみ博物館」というアイデアは実に秀逸である。
 身近にある、ほんのささいな事象に関するもの、しかも、できる範囲で無理をせず、自らが楽しみながら、それぞれの店で寺で個人宅で、ピンポイントにターゲットをしぼって、専門的にマニアックに展示する。
 そして、ひとつひとつの小さな博物館を町歩きしながら、廻ることで、大規模博物館を見学したような気がしてくる。
 平野郷とその周辺ではパズル、自転車、幽霊、和菓子、駄菓子、刀、珈琲屋、へっついさん、郵便局、鎮守の森、など数々のユニークな博物館が点在する。
 その中の「平野映像資料館」(染と織・まつや)は第4日曜のみの開館。
 まつやさんは呉服屋であるが、店主の松村長二郎さんは映像マニアで、貴重な映像資料を公開されている。
 この日は約80年前の映像を見せていただいた。

                     

                     

 松村さんは平野の生き字引でもあり、また町並みの保存にも尽力された、平野郷HOPEゾーン協議会会長でもあり、町で知らぬ人はいない。
 独特の語り口が人気で、テレビや講演会にも、引っ張りだこだ。

                     

                     

 明治39年、関西鉄道(現JR)、平野川あたりを行く蒸気機関車。

                     

 昭和40年代だろうか、国鉄平野駅。

                     

 もうひとつ、第4日曜だけの開館は「新聞屋さん博物館」。
 
 古い商店街の中に風格ある石造りの洋館、この一見、銀行を思わせる洋舘が「小林新聞舗」で、創業は明治22年と言うから、10O年以上の歴史があり大阪市内で一番古い新聞販売店。
 所蔵の明治からの新聞、号外、付録や新聞販売に関する写真、文献などの資料が展示されている。



                     

                     

                     

                     



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