二月堂・お水取り ~春を呼ぶ火の粉
東大寺二月堂で、2/20~3/15に執り行われる「お水取り」、正確には修二会(しゅにえ)」という。
752年以来、途絶えたことがない伝統行事で、行を執り行う11人の「練行衆(れんぎょうしゅう)」が人々に代わって罪を懺悔(ざんげ)し、天下泰平や五穀豊穣を祈る。
燃えさかる松明を舞台の欄干に掲げられるが、これがお水取りの中で最も有名な「おたいまつ」と呼ばれる場面。
降り落ちる火の粉が無病息災をもたらすと言われていることから、たくさんの参拝客が集まる。
「おたいまつ」が終わると、連行衆は本堂にて、深夜まで声明(しょうみょう)を唱える。
観客は二月堂をあとに帰路へ着く。燃えたあとの「おたいまつ」が置かれていた。