宇治田原・正寿院 ① ~風鈴まつり
正寿院は”ハートの窓のお寺”として、今やすっかり、有名になったが、もともと、夏になると境内にたくさんの風鈴が吊られ、「風鈴まつり」が行われていた。
涼風ただよう、その景色を楽しもうと多くの参拝客が訪れ、「風鈴寺」とも言われていた。
風鈴はお寺にある「風鐸(ふうたく)」という青銅製の鐘が原型とされている。
この風鐸は厄除け・魔除けの意味あいでお寺のお堂や塔の四方に吊るされていて、強い風が吹けば音が出る仕組みになっている。
古来、強い風が流行り病などの災いを運ぶと考えられていたため、この風鐸の音が聞こえる範囲は災いが起こらない聖域とされていたという。
その風鐸が暑い季節の魔除け・暑気払いの為の道具として一般に定着していったのが風鈴といわれている。
県別の代表的な風鈴が展示されていた。
アマビエの風鈴も登場!