紫陽花の咲くころ 般若寺 ② ~石仏との邂逅
般若寺境内にはシンボルともいえる高さ14.2mの十三重石塔や国宝の楼門、そして、巡礼を身近に感じさせる三十三観音石仏が並んでいる。
四季の花に囲まれて、幸せそうな石仏さまたちをみていると微笑ましく思えてくる。
ガラスボールを手水鉢に見立てるアイデアは秀逸だが、シャボン玉もなかなかの仕掛けである。
般若寺は飛鳥時代に創建され、天平のころ平城京の鬼門を鎮護する寺となる。
以来、般若経の学問寺として栄え、数々の文化財を今に伝える。
コスモス寺として有名なお寺だが、四季を通じて極楽浄土を思わせる花々に包まれている。