蝶類学者になればよかった ~蝶類図鑑
登山道の途中で、滅多にお目にかからない珍しい蝶に出会ったとする。
その瞬間、狂喜して、道を外れてでも、その蝶を追いかけてゆく。
そんなことって、誰にも共通する行動パターンなのだと永らく思っていた。
でも、どうやら、そうではないらしい。
まず第一に蝶に興味なければ、その存在なんかに目がいかない。
何蝶かなんて、考える由もない。
これは小さな頃から、蝶が大好きで暇さえあれば、ネット片手に走り回っていた人にだけ見られる現象なのかもしれない。
思い起こせば、私の少年時代は、蝶類図鑑をバイブルのように毎日、眺めていたものだった。
蝶の翅の図柄はアートのようではないか。
よく見ると、なかなか、愛嬌ある顔をしている。
(ゴマダラチョウ)
子どものころ、きっと殆どの人と同じように、身近なモンシロチョウから、蝶デビューした。
次にアゲハ蝶の仲間の優雅な飛翔に胸躍らせた。
キアゲハは何故か陽気そうにみえる。
黒に金属光沢をあしらったような、ミヤマカラスアゲハ。
少年時代から今まで、憧れの蝶でもある。
タテハ蝶の中でも、目を引くアカタテハ。
旅する蝶。アサギマダラ。
ヒョウモンチョウ。確かに豹柄だ。
ツマグロヒョウモン。
言わずと知れた国蝶。オオムラサキ。
八重山諸島で見たオオゴマダラ。
ジャコウアゲハは黒コートの紳士のようではないか。。
ナガサキアゲハ。南方系のアゲハのはずが関西でも見るようになった。
アオスジアゲハの飛翔。清々しいエメラルドに癒される。
越冬する蝶、ムラサキシジミが紅葉に一休み。
群れ遊ぶキアゲハとアゲハチョウ。似たもん同士だから、恋する相手をまちがった。
定番アゲハともいうべき、アゲハチョウ(ナミアゲハ)。
素晴らしき蝶類。
人生も後半になって、本当にやりたいことがみえてくるとは。
蝶類学者になればよかったなんて。
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