下地島 / 「通り池」と「17エンド」 ~宮古島・旅紀行 ⑪
伊良部島と下地島は繋がっているようにみえるが、実際は細い水路(海峡?)によって隔たっており、橋上を渡っていると島を渡ったことに気付かないことがある。
下地島には空港があるが、その滑走路の西側に「通り池」という世にも不思議な2つの池がある。
通り池に続く密林のエントランスにワクワクする。
突然、地表にぽっかり開いた火口湖のような「通り池」は神秘的な濃紺の水を湛えていた。
海側と陸側、隣接する2つの池が地下部分でつながっており、さらに海側の池は洞穴を通して海にもつながっている。
海側(TOP写真)の池は直径約75m、水深約40~50m、陸側 (上写真)が直径約55m、水深約25m。
琉球石灰岩の洞窟の天井だった部分が、長い年月を経て雨水で浸食され崩れ落ち、このような景観が自然に生まれたと考えられている。
両池は潮の干満で水深が変化し、「サーモクライン」と呼ばれる水温の違う水が接してできる境界面によって水の色が変化して見えるという。
ダイビングの名所ではあるが、海底洞窟を通り抜け、二つの池に浮上するなんて、モノ凄い冒険ツアーだ。
石灰岩上の遊歩道。隆起サンゴ礁の島であることを実感する。
下地島空港の滑走路の延長線上にある誘導路が桟橋のようになっている。
この誘導路が真北を基準にした時に170度の方角を向いており、その方角から飛行機が滑走路に入ってくることから「17エンド」という名称で呼ばれている。
この誘導路横に広がるビーチと海があまりに素晴らしい!と評判を呼んでいる。
透明感あるエメラルドグリーンの海は、この世のものとは思えないほど美しかった。
下地島のもうひとつの人気ビーチである、「中の島ビーチ」はサンゴ礁がビーチのすぐ近くまで迫り、様々なサンゴや魚を見ることができるスポットである。
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