寸又峡 ① ~ターコイズ・ブルーに魅せられて
静岡県中部の榛原郡川根本町にある「寸又峡(すまたきょう)」は南アルプスの麓を流れる大井川の支流「寸又川」にある峡谷である。
ところで、この色を何と表現したらいいのだろうか。
コバルト・ブルー?エメラルド・グリーン?ミルキーブルー?
私は色彩表から、ターコイズ・ブルーが一番近いのかなと思うのだが、時刻、光線、天候等により、その瞬間その瞬間に青は微妙に変化する。
各地で神秘的なブルーを見てきたが、こんな色は見たことがない。
ここはチンダル現象から、その名が付いたチンダル湖と言われている。
チンダル現象とは、水中の微生物の影響で、波長の短い青の色だけが反射して、起こること。
夜を明かした井川線の奥泉駅前駐車場でお世話になった駅前トイレは弥生式住居を模っていた。
このあたりには弥生期の遺跡が点在するという。
今回は混雑を避けて、早朝に寸又峡エリアに入った。
散策コースにあった猿並橋。
猿並と書いて「さんなみ」と読む。
大井川の支流である寸又川に掛かる吊り橋で、朝日岳(標高1,820m)から降りて来たニホンザルの群れが一直線に並んでこの吊り橋を渡るのだと言う。
確かに秘境にやってきた。
寸又峡温泉街を散策する。昔は小学校だったのだろうか。
地元の人気メニュー、「紅竹食堂」の「渓流そば」をいただく。
そばの上にのっているのは左から、やまめの唐揚げ、季節の山菜天ぷら、テナガエビの天ぷら、それから、黒いのは・・・。
かわいい、かわいい、イナゴちゃんの佃煮。
エビみたいで、なかなかの珍味である。
このあたり、かつて森林鉄道が運行していたそうで、当時のトロッコ車両が展示されていた。
次回は、いよいよ、クライマックス。
「夢の吊り橋」を渡る!
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