ばくのメモ帳

『ばくのお宿』管理人の西みつのり、略して西みつのメモ帳です。ホームページに書き切れない雑多な情報を綴ります。

山本おさむ『今日もいい天気』など

2013年01月30日 | まんが
読みたいコミックスがどこにしまったかわからず、見つけられません。本が増えすぎて、最近は本の管理が難しくなってきました。このため、コミックスの新刊は、(収集対象漫画家さんのコミックスを除いて)なるべくまんが喫茶で読むことにして購入しないことにしました。

と、言いながら『HUNTER×HUNTER』や『げんしけん二代目』の新刊は、結局買ってしまいました。やはり何回も読みたいのですよね。

そういうわけで、現在購入するコミックスは、まんが喫茶には置いてないだろうと思うコミックスが中心です。最近購入した3冊です。

山本おさむさんのコミックス『今日もいい天気』が発売になりました。


    2013年1月12日第1刷発行 双葉社

「今日もいい天気」は平成21年の「赤旗日曜版」新年号(12月28日・1月4日合併号)から連載が始まりました。当時この新聞を購読していたので、この作品はリアルタイムで読み始めました。もともと山本おさむさんは好きな漫画家の一人だったので、この連載は大歓迎でした。

「赤旗日曜版」はタブロイド判で、紙面1ページにまんが4ページが掲載されており、各話とも6ページ分が掲載されていました。

平成21年3月、定年退職により新聞の購読も止めたため、「今日もいい天気」も第13話までしか読めませんでした。図書館で探しても「日曜版」は置いてなくて、続きを読むのはあきらめました。

新聞への掲載だったので、コミックスにはならないだろうと思っていました。ところが、mixiのコミュでこのコミックスが発売になったのを知り、購入したわけです。

地元の本屋さんには入っていないだろうと思い、Amazonで購入しました。1月12日の土曜日に注文して13日には届きましたから、本当に便利ですね。

13日、駅伝を見に行った帰りに本屋に行ってみると、なんとコミックスが置いてありました。地元で買えばよかったと思いましたが、もう間に合いません。Amazonから届くのを待つことにしました。

書棚を見ていると白山宣之『地上の記憶』の背表紙が目に止まりました。寡作の漫画家さんで、これまでに『少年塔』『10月のプラネタリウム』の2冊のコミックスを出しており、両方とも購入しています。特に好きな作家というわけではないのですが、気になる漫画家でした。

手に取ってみて、初めて遺作集であることを知りました。


    2012年1月12日 第1刷発行 双葉社

白山宣之さんは1952年生まれとのことですから、私より3歳下なのですね。あまりにも早く亡くなってしまいました。今は残された3冊のコミックスを楽しむことにしましょう。

山本おさむさんと白山宣之さんは、共著の形で『麦青』を描かれています。もう30年近くも昔になるのですね。「漫画アクション」に連載されていました。掲載誌の最初の回には「待望の新連載 異色コンビでいよいよスタート」と記されています。

『麦青 Vol.2』には作者二人も登場します。これを見ると「原作の白山氏」と書かれていますから、白山氏が原作担当のようですね。冒頭に手書きのシナリオが載っています。

     1986年10月27日 第1刷発行 双葉社

     1986年10月27日 第1刷発行 双葉社



もう一冊の購入は『行徳駅下車 [菊池直恵初期作品集]』です。これは新刊ではなく2010年の発行です。千葉市の三省堂でコミックスの書棚を眺めていて発見しました。こんな作品集が出ているなんて、まったく知りませんでした。

『鉄子の旅』とは違いますが、菊池直恵さんの作品、特にデビューの頃の作品を読めたのでうれしかったです。


    2010年2月13日 初版第1刷発行

コミックスに収録されていれば、絶版になっても比較的簡単に作品を読むことができます。しかし、コミックス化されていない漫画家さんも多いのです。古林仁史さんなどもその一人です。コミックスになっているのは『星に願いを』だけでしょうか。他の作品も読みたいですね。

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祝!連載再開『上京花日』

2011年09月14日 | まんが

いわしげ孝さんの『上京花日』の連載が再開しました。『ビッグコミック』9月25日号からです。


『ビッグコミック』平成22年7月10日号、「作者急病のため」突然の休載となり、その後は「作者入院加療中のため休載です。」というお知らせが毎号載っていました。

早く続きを読みたいという気持ちと、病気の具合はどうなんだろうという気持ちで、月2回の『ビッグコミック』を待っていました。『ビッグコミック』は目次を最初に見るのが習慣になってしまいました。

休載から1年も経つのに「入院加療中」、よほど具合が悪いのだろうかと心配でした。ウェブ上で情報を探しても、まったく見つかりません。

そんな中、文庫版『ぼっけもん』の刊行が始まりました。


発売された時に書店で見かけたのですが、その時は購入しませんでした。

先日近所の本屋に行ってみると、数少ない漫画文庫の中に『ぼっけもん』がありました。第1巻を手に取ってみると、巻末エッセイが載っているようです。いわしげ孝さんの近況、病気の現状がわかるかも知れないと考え、購入しました。

巻末エッセイでも、病気については一切触れられていませんでした。しかし、作者のやる気は旺盛のようで、全快を気長に待とうと思っていました。

今回の連載再開は、本当に不意打ちでしたが、それだけに喜びでいっぱいです。健康に留意し、連載を続けていただきたいです。


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米沢嘉博記念図書館

2011年03月23日 | まんが
3月4日の金曜日、「水越けいこ&西島三重子コンサート」に行く前に米沢嘉博記念図書館に行ってきました。吾妻ひでお展開催中です。

1時45分頃到着しました。前回来た時は臨時休館でした。今日は大丈夫だろうと思ってきたのですが、なんと閉まっています。今日も空振りかと思いよく見たところ、金曜日は午後2時開館でした。その辺をブラブラしながら開館を待ちました。

2時ちょうどに開館。まず、1階展示室の吾妻ひでおマニアックスから鑑賞、こちらは無料です。展示の量はそれほど多くはないですが、興味深い資料が多いです。やはり同人誌関係が貴重ですね。展示替えもあるようなので、また来たいです。

閲覧室は2階です。閲覧室に入るためには会員になる必要があります。様子を見るだけなら300円の1日会員でも良いのですが、これだと1979年以前の資料は閲覧できません。あとは2000円の1か月会員か、6000円の一般会員です。

私の必要な資料があるかわからないので、とりあえず1か月会員になりました。いったん外に出て、エレベーターで2階へ。そこでカードを作っていただきました。写真を取り込んだ本格的なカードです。

壁際の書棚には雑誌がぎっしりと並んでいます。『少女フレンド』『なかよし』など少女漫画雑誌が目に付きます。少し手に取ってみると全部揃っているわけではないようです。『ティーンルック』がありました。増刊は置いてありません。『セブンコミック』もあります。

書棚の本は無料で見ることができるということで、『セブンコミック』を見てみると、みなもと太郎先生の「プチプチ・アミィ」掲載号でした。この雑誌は3冊持っているので、複写は次回にすることにしました。司書の方に聞いてみると、開架の書棚に並べてあるのは、ダブりがある分とのこと。バックナンバーは閉架書庫にあるようです。

ただ、雑誌を請求するには発行年月が特定できないと難しいです。今日はまったく資料を持ってきていません。インターネットが見られれば、自分のホームページで確認できるのですが、それもできません。

探したいと思ったのはみなもと太郎先生の「ふたりは恋人」の掲載されている『少女フレンド』増刊です。国会図書館に所蔵されていない号があるか確かめたいと思いました。しかし、発行年もはっきり覚えていないので、あきらめるしかないと考えていました。

ところが司書の方が、書庫からそのころの「増刊号」をまとめて持ってきてくれました。まず全部を見て必要な号があれば、それを借りるということでよいとのこと。確か4月号との記憶があったので、昭和49年の4月号を見てみると、ありました。「ふたりは恋人」が増刊に移って最初の掲載分です。『別冊少女フレンド』の増刊だったのですね。他の雑誌も確認し、何冊かを複写していただきました。

次に探したのは『ティーンルック』増刊号です。先日のブログにも書いたように、西岸良平・木村泰子さんの雑誌デビュー作掲載雑誌です。

西岸良平先生のデビュー作

この雑誌には他にも木村泰子さんの作品があることまではわかっていたのですが、該当号は国会図書館にもなく、気長に探すしかないかと思っていました。

こちらは蔵書検索から『ティーンルック』の増刊を数冊請求しました。探してみるとありました! 米沢嘉博さんの蔵書は本当にすごいです。

木村泰子さんの作品名は「アリと夕焼けの詩」、16ページです。タイトルが気になります。これも複写していただきました。西岸良平まんが館に木村泰子さんの部屋も創らないとならないですね。

一般会員になれば良かったと悔やみつつ、ライブの時間が迫ってきたので図書館を後にしました。また行きたいですね。
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矢代まさこ漫画館

2011年01月23日 | まんが
『矢代まさこ漫画館』も移転が完了しました。

矢代まさこ漫画館

個人ページを作るのは矢代まさこ先生までとして、後はこれまでどおりメインページから入る形にします。

これまでの「別館」を「まんがの館」として、まんが関係はすべてこちらに集めました。「バロン吉元漫画館」「高階良子の部屋」についても「まんがの館」に移しました。

ばくのお宿 まんがの館

メインの「ばくのお宿(本館)」は西島三重子さんのファンサイトの他には、これまで「離れの間」に置いていた「タワーめぐりの旅」と銚子関係の部屋を集めることにしました。こちらの移転はまだ工事中です。

私のホームページはコミックス及び作品のデータが中心となっています。なぜこのようなファンサイトを作っているか、ここで少し説明をしてみたいと思います。

たとえば、矢代まさこ先生のファン、研究者はこれまでもたくさんおりましたし、もしかしたらもっと詳しい作品リストが作られていたかも知れません。しかし、それが公になっていなければ、次に続く者も、最初から作品を探さなくてはなりません。どのような作品があるのかもわからないし、どの雑誌に掲載されたのかも不明です。

単行本は比較的簡単に探すことができますが、単行本未収録の作品は、作品が掲載された雑誌を見つけなければ、読むことはできません。そして掲載雑誌を見つけるためには、雑誌の発行年と号数を特定する必要があります。掲載誌が特定できていれば、あとは古本屋や図書館等で雑誌を探すだけです。

貸本なら早稲田の現代マンガ図書館です。会員になる必要があり、閲覧料もかかりますが、貸本は本当に充実しています。「ようこシリーズ」も全部そろっていたと思います。

その他の雑誌なら国立国会図書館です。まんが雑誌については、所蔵していない雑誌や号もたくさんあるのですが、それでも他の図書館とは比較になりません。東京に来ることができなくても、「遠隔複写サービス」があります。

これは「インターネットで資料の複写を申し込み、複写製品を郵送で受け取るサービス」です。もちろん、複写できるのは著作権法で定められた範囲内に限られますが、このサービスを利用することで、かなりの作品を読むことができます。とにかく作品を読まないと前には進めません。

なお、国会図書館では現在大規模なデジタル化が進められており、古い雑誌が読めないこともありますので、訪問する際は注意が必要です。

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うえやまとち先生ファンページ

2011年01月20日 | まんが
うえやまとち先生のファンページも、移転完了しました。新しい部屋です。

うえやまとちまんが館

うえやまとち先生にはお会いしたことがあります。平成16年(2004年)11月20日の土曜日、稲敷市のショッピングセンター パルナで行われたトークショーです。パルナは佐原市(現・香取市)のすぐ隣です。

新聞折り込みの広告で「まんが家『うえやまとち』料理教室&トークショー」を発見し、当日は車で出かけました。


これがその広告です。会場のセンターコートはファンでいっぱいでした。

料理教室はあの“イタリアン鍋”。懐かしの連載第1回作品です。手際よくイタリアン鍋を作りながらのトークショーでした。

完成したイタリアン鍋を切り分け、参加者全員で、ごちそうになりながらの質問タイム。私は以前から気になっていた「ガッツべんけい」について、うえやま先生の作品で間違いないか確認しましたところ、やはり先生の作品でした。

最後のサイン会では+α文庫のレシピ編4冊を購入し、サインをいただきました。すべて直筆のイラストつきで、宝物になりました。

『クッキングパパのレシピ366日』講談社プラスアルファ文庫

『クッキングパパの週末のレシピ201』講談社プラスアルファ文庫

『クッキングパパの読者自慢レシピ』講談社プラスアルファ文庫

『クッキングパパの超カンタン超うまいレシピ230』講談社プラスアルファ文庫
 
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