たかもちげん先生が亡くなられてから、もう20年以上が経過しました。当然ながら新作品の発表はないわけで、コミックスに収録されていない作品の確認が、ファン活動の中心になりました。
『ビッグコミック』や『アクション』などのメジャー誌に掲載された作品は、国会図書館等で比較的簡単に調べることができました。しかし、南波省三時代、たかもちげん先生の下積み時代の作品は図書館に所蔵されていないので、なかなか見つけることができません。
『漫画ジャンボ』、『週間まる秘』、『週刊実話雑誌』、『実話リップ』などなど。これらの成人誌は目録も見当たらないので、古本屋やオークションを頼りに探してきました。
これまで確認できていた掲載誌は12誌でしたが、新たに『漫画ギャンブルパンチ』への作品掲載を確認しました。
「野球狂人の詩」14ページです。
『漫画ギャンブルパンチ』昭和51年9月号 竹書房
現時点での南波省三作品のまとめです。
南波省三の最初の作品掲載は『別冊土曜漫画コミック』でした。昭和48年8月17日号に、3作目にあたる「ガラスの英雄」を発表しています。本格的なアクション漫画でしたが、この1作で同誌への掲載は終了しました。
ほぼ同時期に、『漫画ジャンボ』に作品を掲載しています。
『漫画ジャンボ』は「野獣派劇画誌のパイオニア」が売りの成人誌で、同誌には昭和51年まで掲載を続けていました。作品のサブタイトルは「パロディ・コミック」「シニカル・コミック」「性狂育講座」などです。
確認できている南波省三時代の最後の作品は、『実話りっぷ』に連載された「四畳半源次物語」です。3ページの小編ですが、昭和54年2月号掲載の第22話「契約更改」まで確認できています。
まだ未確認の作品は多くあると思いますので、気長に探していきます。
まだ不十分ですが、久しぶりにホームページ改定しました。
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