スケールの概念とは、空間を認識するための考え方なのだが
なかなかうまく説明が出来ないで
同じところをくるくる回っているようだ。
そんなある日、
眠りと目覚めの狭間にいて
激しい興奮を覚えたのである。
スケールを
電波と考えたらいい
そうひらめいたのだ。
スケールの概念で世界を見るというのは
そのスケールの空間を
チューニングしてみるということだ . . . 本文を読む
ウクライナにロシアが侵攻した
小さな人間が何をすることも出来ないが
物語だけは思い浮かぶ
ウクライナよ人間であれと。
地上戦で捕虜としたロシア兵を
一人も殺さないで
母国に送り返してほしいのだ
彼らは平和のメッセンジャになる
ウクライナの行いに世界は同調するだろう
その波はロシアにも広がる
ウクライナには
ロシア . . . 本文を読む
今回は一杯いっぱいの世界観を考えてみる。
私たちは自分を感じている。
自分を知っている。
自分を知るには
自分の周りの世界を知らなければならない。
自分を取り巻く世界のことだ。
その世界には過去と未来がある
私たちは今を生きながら
未来に向かい、
過去を振り返る。
ここに
その世界が一杯いっぱいで
身動きできない人たちがいる。
過去にたくさ . . . 本文を読む
再び固定観念について考えてみる
成長するには
固定観念を打ち破らなければならない
しかし
固定観念はやみくもに打ち壊すべき敵ではない
つまり
固定観念をより正しく理解することが
己を解放するための
大切な道なのである
固定観念を正しく理解する
どうすればいいのか
既に見てきたとおり
固定観念は
人間存在そのものと言えるものだ。
曖昧模糊と . . . 本文を読む
深く自分の内側を探って行くと
いかに自分の意識が
固定観念を持って眺めているかが分かる
というよりも
私達の考え方は
固定観念を作りだすためにあると言っていいかもしれない。
それが生きる術なのである。
固定観念がなかったら
私達は人間として
生きていけないのだ。
それが宇宙の中で
人間として存在するための
智慧なのである。
つまり
固定観念は
人間その . . . 本文を読む
人間とは何か。
あらためてそれを問いなおす時が来ているのかもしれない。
何のことはない
それは私が孫から教えられた気付きなのである。
私は人間である
この言葉の中で
私達は一体
何を知っているのだろう。
孫は
間違いなく人間である
しかし間違いなくその意識に人間はない
何一つ固定観念という人間の殻がないのだ
不幸も幸せもなく
. . . 本文を読む
十四、メルシアの約束
「よく帰りましたね。」
メルシアが優しく語りかけて来た。再び見るメルシアの姿は、さらに白く輝くローブに身を包んで、晴れやかな笑顔をしていた。
「メルシア、あなたの病気はよくなりました。病気のもとを退治してきました。」
艦長が胸を張って言った。
「よかった、なんとお礼を言っていいのか。・・・・それで病気のもとはなん . . . 本文を読む
十三、子守歌
スケール号の中は喜びに満ちあふれていた。大変な戦いだった。もしやと思った隊員達は皆、生きて戻って来たのだ。
無事を祝って乾杯もした。博士が特別にカカオジュースを作ってくれたのだ。うまい。
それにしても、ここはまるで病院のようだった。
もこりんはお腹に包帯を巻いている。カンスケのクチバシで突き刺されたのだ。
ぴ . . . 本文を読む
もこりんがようやく、命綱を手繰ってスケール号の背中までたどり着いた。刺された傷は大きいが、気力を振り絞って立ち上がった。
もう時間がない。四人は素粒子爆弾の箱の回りを取り囲んだ。
「艦長、爆弾は外せそうか、もう時間がないぞ。」博士がスケール号の中からマイクを使って話しかけて来た。
「何とかやって見ます。」
「四人で一度に持ち上げるだス。」
&n . . . 本文を読む
艦長も、博士も、頭をフル回転させた。何か方法を見つけなければ、スケール号もろとも、宇宙の塵と消えてしまうのだ。しかもあと五分で。
さあ、どうすればいい。落ち着いて、必死で考えるのだ。あきらめてしまいそうになる自分を奮い立たせるように、艦長は思いを巡らせた。時間がない。スケール号を操るだけでは素粒子爆弾を外すことは出来ない。船体に同化している以上、打つ手はない。ためしにスケー . . . 本文を読む