のしてんてんハッピーアート

複雑な心模様も
静かに安らいで眺めてみれば
シンプルなエネルギーの流れだと分かる

セリナの物語9

2007-08-18 | 小説 セリナ(短編)

あの靴は私だけに見ているのだろうか・・・
頭の表層で起こったこの考えは、そのまま恐怖を伴って私の心に刻み付けられたらしい。
そんなバカなと思いながら、いつも私の意識に恐れが絡んでくるようになったのだ。

その日の帰り道、再び地下道の入り口に差し掛かったとき、入り口の奥の方から異様な妖気感じて私は急に恐れを感じた。
とっさに私は地下道から逃げるように横道にそれ、そのまま国道の交差点を渡ろうとしたのである。

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