のしてんてんハッピーアート

複雑な心模様も
静かに安らいで眺めてみれば
シンプルなエネルギーの流れだと分かる

私の殻を脱ぎ捨てるとき 10

2008-02-09 | 人間力

かあやん
私は母をそう呼んでいた
そのことばは私と母が 
心と体でつながる力を持っていた

だが、学校では母をかあやんと呼ぶものは誰もなかったのだ
人並はさげすむように私を笑った
かあやんと呼ぶたびに私は
喉が枯れるほど恥ずかしさを覚えた

そして私は
みなと同じように おかあさんと呼ぶようになった

おかあさんと呼ぶたびに
私は自分の中の嘘に傷ついた
嘘をつき通す自分の心に砂漠を感じた

学校にいると
永遠に母を失うのではないかと恐れた



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