のしてんてんハッピーアート

複雑な心模様も
静かに安らいで眺めてみれば
シンプルなエネルギーの流れだと分かる

セりナの物語1

2007-08-10 | 小説 セリナ(短編)

私が始めてセリナと遇ったのは
国道を横切る地下道だった。

そこに地下水が零れ落ちている階段がある。
直線の地下道に真横から侵入する出入り口で、
普段誰も使わない通路だった。
その階段を降りて直線の地下道と接する角に、奇妙なあるものが置かれていた。
自転車で通過する私の目にそれが留まったのは、この日が初めてだった。


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