一六、チュウスケの秘密
スケール号は念のためにエネルギーのシールドを張った。船体が青い膜で覆われた。突然攻撃されても、シールドを張っておけば、スケール号の中は大丈夫なのだ。
いつしかスケール号は黒い海の上にやって来た。黒い海は静かで、様々な色が不気味にうごめき、ゆっくりと混ざり合っていた。
黒と思っていたのは実は無数の色が混ざり合っていたのだ。すべての色がここにあって、しかもその色同士がまとまらないまま、ばらばらに動いている。
「カオスだ。」博士が言った。
「カオスって何だスか。」
「カオスと言うのはね、この宇宙が生まれる前の世界の事なんだ。」
「宇宙が生まれる前の世界ですって。」
「それは、どういう意味なんでヤすか。」
「私達のいる宇宙には、いろんなものがあるだろう。地球があり、太陽があり、山や川や、海がある。それらは皆、形を持っている。この宇宙にあるものはみんな、何らかの目的をもって生まれて来ているんだ。」
「はあ、」みんなはポカンとしている。分からないのだ。
「クリームソーダーの世界に行った時の事を思い出してごらん。グラスは何で出来ていたかね、ぐうすか。」
「えーっと、原子だス。」
「そうだ。この世のものはみな、原子から出来ているんだ。もこりんの体だって原子と言う小さな粒が集まって出来ているんだよ。」
「この手も足も、原子の粒で出来ているでヤすね。」
「そうだよ。何億、何兆もの原子が集まってもこりんの手が出来ている。でも、もしこの何億、何兆もの原子が、てんでばらばらで、もこりんの手を作るという目的を無くしてしまったらどうなるかな。」
「みんなが好き勝手に動いていたら、何にも出来ないですね。」
「そうなんだ。目的を持たない原子は、何億、何兆集まっても、形あるものは生まれて来ないと言うことが分かるだろう。いいかね、それがカオスなんだよ。」
「だから、宇宙が生まれる前の世界と言う訳なんですね。」
「この黒い海はカオスの海なんだよ。」
「でも、そのカオスの海が、チュウスケとどんな関係があるのでヤすか。」
「メルシアはそれを見てくるように言ったのだろう。」博士が黒い海を見つめながら言った。
「海が動いています。」ぴょんたが声を押さえながら叫んだ。
「あっ、本当だス。もこもこと盛り上がってくるだス。」
みなは緊張した。ピピを助けるために行った、おばあちゃんの中の黒い海を思い出したからだ。あの時、海から湧き上がった黒い雲が大きな手になって、次々とスケール号に襲いかかってきた。チュウスケもそこから現れた。その記憶が頭をよぎったのだ。
黒い海面が雲のように動き空に立ちのぼり始めた、大きな黒雲がもやもやと空中で動き、それがネズミの形になって行った。
「あっ、チュウスケでヤす。」
もこりんが大声を上げた。
しかしネズミの形はすぐに崩れて、黒雲は再び海面に消えて行った。黒い海の変化に一度気づくと、同じような動きがあちこちで起こっているのが目に入って来た。
「あっ、あそこにも!」
「あの向こうにも、チュウスケが生まれています。」
「あれは崩れて行く所でやス。」
静かだと思っていた黒い海は、まるで形を生み出そうともがいているように次々と空中に雲を吐き出していたのだった。
「博士、あの中に入ってみます。」艦長が言った。
「危険だぞ。」
「でもあの中で何が起こっているのか見てみたいのです。スケール号のシールドは完璧です。大丈夫でしょう。」
「それはそうだが、」
「心の声に従うのが勇気だと、メルシアも言ってました。心がそう命じているのです。」
「よし、十分気をつけて、行って見るか。」博士がしばらく考えてから言った。
「はい。」艦長が元気に答えた。
「行ってみるだス。」
「行ってみましょう。」
「行ってみるでヤす。」
「ゴロニャーン」
スケール号はそのまま黒い海の中に飛び込んで行った。
黒い海は水よりもさらさらした、つかみ所のない物質で出来ていた。液体なのか気体なのか分からない不思議な海だった。まるでドライアイスの煙のようにつかむ事も出来ないのだ。
「何も感じませんね。」ぴょんたが耳を立てて言った。耳を立てるのはぴょんたが自分の感覚に集中している時の癖だった。
「ここは一体どう言う世界なんでしょうね。何かが違います。」艦長も意識を集中させて言った。
「何か、この世界から完全に無視されているって感じだス。」
「何も無いという感じ。」
スケール号が黒い海に潜ったその海面に黒い雲が立ちのぼり、もこもこと動いてスケール号の形になった。しかしすぐに崩れて海面に落ちて行った。スケール号のシールドが黒い海に影響を与えたためだ。
そこに天空から色とりどりの雨が降って来た。赤や黄色や緑、まるでパステルの箱をひっくり返したような雨が降って来たのだ。
つづく
一種族である人類が、
黒と感じている暗黒空間は、
実は、無限大数の極微極小微粒子で構成されている
謂わば、極微極小微粒子の集合構成空間なのでしょうね。
その暗黒空間は、宇宙の意志!宇宙意識から放たれる
宇宙意識波動光の光に照射されますと、
極微極小微粒子は、それぞれの反射率によって、
それぞれの極微極小微粒子が、それぞれ微妙に異なる
無限の色彩を放つ(花つ)のだと思いま 。
わたしたち地球人類が知らない、未知なる色彩も、
たくさんあると思いま ^ す ^♪
現在の地球は、宇宙の意志、希望の輝きによって、
人類の感覚では、青く感じられますが、
同じ地球でも、感覚器官の異なる他の生物や、
感覚器官の異なる他の星の生命体から視ましたら、
地球は青くはないかもしれません ^ ね ^ ;;
いずれにいたしましても、この奇跡の今があることに感謝☆
青い地球に感謝☆
のしてんてんさまに感謝☆
ゴロニャ~~ンスケール号のみなさまに☆
感謝でア~ン ^ す ^ ☆
いつもありがとうございます♪
可視光線 - Wikipediaの書き込みです。
ようするに、私たちに見えるのは無限の中の360nm~830nmだけなのですね。
これがどれほど小さな部分なのか、真鹿子さんには釈迦に説法なんですが、これが我々人間の真実なのです^ね^
私たちが目にしている事実は、針の孔ほどの部分で、見えない真実の大きさは例えようもありません。
その見えない世界を、人間の意識がどこまでとらえることが出来るのか。
人間の想像力を操って、今のところ、理解できる最大の世界が、五次元の概念なのですね。
その五次元でとらえる世界すら、一抹の世界にすぎません、我々の意識ではどうしても無限を超えてその先を見ることは出来ないのですから。
つまり時間の概念も、スケールの概念も、無限を生み出してしまうのです。
無限の現われない意識を身に着ける。
これが私たちの最終目標であるとするなら、そこに向かう梯子として、五次元の概念は最も重要な働きをすると思っています。
ツッコミを入れないと、のしてんてん博士のおしゃべりは止まりません。
スケール号の面々の苦労を分かって頂けるですしょう^か^
みなさまのツッコミは
のしてんてん博士の
元気気動力となっておられると
思いますけれど
のしてんてん博士の元気は
スケール号全体!みなさまの元気♪
みなさまの元気は、のしてんてん博士の元気♪
これからものしてんてん博士へのツッコミ!
時はぶつったまげるようなツッコミ♪
ぶつったまげツッコミなども、よろしくお願いいたしま ^ す ^ ;;
でも、ぶつったまツッコミって、なんだか美味しそう
お好み焼き?もつ鍋かな?
ぐうすか、よだれたらしながら、グースカしそうです ^ ね ^
ぐうすか☆頭の傷はやく良くなりますよう~☆♪
謹んでぶったまツッコミ料理スケール号の新メニューにいただくでヤす
①アボカドを二つに割り種をとりだします。
②オリーブオイルをぬります。
③たまごの黄みを種を抜いた穴にに流し込み、白みはそのまま上にかけます。
④刻みチーズを上に振り掛けます。
⑤オーブンで3分で出来上がり。
⑥焼き立てを醤油をかけていただきます。
真鹿りん直伝料理、もこりんシェフのおもてなしでヤす^よ^
おいしい料理を食べれば、ぐーすかの傷もよくなるでヤす。
とゆうより、このもこりん、腹に受けた傷の方が重傷なんでヤすけど・・・まかりん師匠
お怪我の全快をお祈りしておりますが、
最も重傷であるもこりんお師匠さまが、
気迫で苦境を乗り越え、
この度は、アボカドぶったまツッコミ料理を創作され、
驚嘆しております。
これぞまさしく、ぶったまツッコミ料理
もこりん料理長の7つ星☆の創作です ^ ね ^
りん属栄えあるぶったま賜物7つ星☆
名物のお料理となるでしょうね。
さすがに、もこりんお師匠さま!
りん属の誇りでアンすが、
緊張の連続!
神ひとさまとのご対面も、
なにやら、紆余曲折があるのでしょうか
どうぞみなさま、もこりん料理長お手製の、
アボカドぶったまツッコミを召し上り、
緊張をほぐして、少しでも、リラックスなさってくださいね♪
ゴロニャ~~ンスケール号冒険旅行、最後の道程!
みなさまのご健闘をお祈り申し上げます☆♪
穴に入りたくなるほど喜んでいるでヤす。
それに勇気モリモリ、お腹は少し痛いでヤすが、ぴょんたの治療で、よくなってきているでヤすから、安心してくださいで^ヤ^す^Y
ぐうぐかだス。心配かけてごめんだスが、もう、大分よくなっただスから、安心してほしいだス。ぴょんたのおかげでだス^よ^
真鹿りん。
当然ですから、褒めてくれなくていいですよ。医者の務めですから^ね^。。ぴょんたでした。
おいおい、何をしているんだ。働け。働け。
まったく、こいつらまとめるの大変なんだから。艦長でした。