(牛窓の朝日・・・サニーロード)
ものごとは続くもので、3月のクローバーのあと、牛窓に集まった別荘の亭主から、心くすぐられる依頼を受けました。(仲間たち)
その別荘から、大きく小豆島が見えるのですが、その海に、赤く染まった月が出て、海の上に光の道が出来て、別荘まで伸びてきたように見えたそうです。その光景がとても印象的だったようで、普段、情熱を押し包むようなタイプの亭主が、熱意を見せるように語ったのでした。
その光景を音楽が聞こえるような絵に出来るか。そう言われて、心のジョイントを思い立ったのです。
さっそく別荘で、イメージを描いたのがこれ はがき大の厚紙に鉛筆。
月があって光はこんなふうに海に写るのかしらと描いた無知の絵です。
ところが、翌日、朝日で光の道を実際にみて観ようと浜辺に降りてみた光景は、大違い。 光の道は、一本の棒のように見えるのですね。普通、道は遠くに行くほど小さく見えて、私のイメージのように見えるのに、ちがうんだ!!と大発見。
それから毎日、習作を重ねています。
ちょっと月が大きいか・・・赤く染めてみたが、音楽が聞こえる?
青色に染めた風景・・・こんなものか、月が登りすぎかな、島影は小豆島に。
ところが昨日、高島野十郎の新聞記事切抜き発見で、彼の作品をネットで見てまたビックリ。
野十郎が描いた月の絵・・・すごい引き込まれる。鉛筆でどこまでこの絵に迫れるかと、横道にそれていきそうな気配。
するとその夕暮れ。
別荘に行った仲間のひとりから今夕焼けがきれいだと、リアルタイムにメッセージが。
人生の終わりに見る夕陽はこんな風なのかと思ったそうな。
急いで外に出たが、その夕焼けはすでになく。
なんだか、心と心のジョイントのはずが、宇宙とのジョイントに広がってしまったような。うまく描けるのか心配になってきました。
こうなったら、五次元宇宙を描くつもりで、亭主の挑戦を受けるしかないと、喜劇の主人公を楽しむことにしましょう。
ジョイント、始まりますね♪
試行錯誤してるのしてんてんさんの顔が浮かんできました。笑
頑張って下さいね
今回の依頼は、私が新採で赴任した職場で一緒になった人物で、互いに精神的な篠木を削る状態でしたので、この申し出は挑戦状なのです。
せっかくなので、この挑戦を公開して受けることにして、自ら退路を断って戦いに臨もうというわけですね。
とにかく、相手が納得する絵を描かねばならない。何か二十歳代に戻ったようで、充実した制作が続いていますよ。
応援してくださいネ。