のしてんてんハッピーアート

複雑な心模様も
静かに安らいで眺めてみれば
シンプルなエネルギーの流れだと分かる

2020年画廊ぶらんしゅ個展(6)

2019-11-02 | のしてんてん絵画を知っていただくために

輪廻その4 (910×910 キャンバスに鉛筆)

 

輪廻

 

輪廻それは変転する

世界は輪廻の糸が永遠につながった

物質の世界でもある

たゆみなく物質は変化を続ける

永遠に回転を続ける輪廻の糸はだから

必然的に螺旋をえがくことになる

 

螺旋という骨格は

人の原始であるDNAの構造にあり

地球を巡る月の軌道でもある

地球もまた

螺旋の上を走っているのだ

銀河は螺旋をえがいて巡礼している

そんな科学者の言葉にさえ旋律する

 

何億年の何億倍の時を刻み

何兆個の何兆倍の命がつながって行く

その輪廻の

膨大な量と数字に

人は為す術もない

わずか塵埃の何万分の一にも満たない己に

一体何が分かるだろう

知らない

それ以上の正解はないだろう

 

だが本当のところ正解は

知らないままで生きているそのことにあるのだ

 

そう

答はたった一つの空間にある

その空間に包まれているのが私達だ

私達は正解の

答に包まれている

それは探すものではなくここにあるものなのだ

空を知れば

そこに答がある

 

輪廻は空間に育まれている

無限に変転する物質輪廻に迷っても

それは丸ごとたった一つの空間に浮かんでいる

この事実に行き当たるのだ

 

生まれ

育み

花を咲かせて

死ぬ

 

スクリューのように

幾度も繰り返す生死の回転が推進力になるのは

そこに一つの海があるからであり

他でもない

たった一つの空がここに

存在するからだ

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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