(本人いわく、6年目の個展だとか)
尊敬する作家のひとり、大先輩で、精神的支柱だと勝手に思っています。
画廊に入ると、壁一杯の作品で埋め尽くされています。これみな新聞紙。
片隅には一抱えもある石。歩いていたら石が呼んでいたそうな。作品にしてほしい。持ち上げてみたら簡単には上がらない。それを持ち帰る人である。全面靴墨をぬって化粧したら石も満足したそうだ。
本人の許しを得て、作品の前に立ってもらった。背景の新聞紙。何年も前の個展で、毎日読んだ新聞を塔のように積み上げた作品に度肝を抜かれた。毎日が流れていくはかない新聞に自分のかかわった痕跡を残す。その行為が大事なのだという。売る、残す、は意識の外。生きるということにだけ興味を持っている作家だ。
この絵は一枚のベニヤ板描かれた作品(部分)
絵の具を神まかせにかきなぐる。その上から輪郭をドローイングしていく。神と己の共同作業だという。己を知り尽くした人のお遊びのようでもある。素晴らしかった。
そのほかこんな作品も、
皆、ポスターの裏に描かれている。
死んだら子供がみな燃やすと言っている。本気で笑い飛ばす人だ。
作家さんは、変わった方が多い。そう感じさせるひとりの方ですね!あと、子供心があると言うか...。
けれど、皆と違う発想が良い作品を生むのかな?
家族が燃やしちゃうのなら、のしてんてんさん貰ちゃえば?
余ったら、私にも下さい(^-^)/
ありがとうございます。
作家というのは、やぱり変わり者に見えますかね
変わり者同士の目から見ると、神様みたいな方なんですよ^D^
燃やされるっていうの、うちもまあ似たり寄ったりで、後世に作品がちゃんとした形で残るのはほんの一握りなんですよ。
でもみんな、死ぬまで頑張って作品をつくろうとするんです。それが作家なのですね。