朝目覚めとともに外に出た。
西の空に大きな満月が赤みを帯びて浮かんでいる。
月明かりの中で草引きをしているうちに白み始め、気が付くと東の空が溶岩のように輝き始める。
第二の人生が宇宙の営みの中で始まった。
還暦初日の日の出に向かって手を合わせる。
心の旅人としての人生、
その旅は心の内側を彷徨するものだったが、
今日からは、その外側をも含めた旅になるだろう。
本物を求める旅
その始まりは9歳の時だった。
あのころの遠くを見つめる眼差しを
今も鮮明に覚えている。
唯一のぶれない私の芯だ。
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