
前回はスケールを極小に向かって無限に続く物と空間のつながりを観てきましたが。今回は逆に極大に向かって考えてみましょう。
空間に浮かぶものたちは互いに引きあって1なる存在をつくり続けます。それは極大に向かっても同じことがいえるのです。
私たちには宇宙の銀河と見えるものは、それと相当のスケールで見れば一つの細胞に見えるでしょうし、その銀河が無数に広がっている銀河は、ひとつにまとまって見えるスケールが存在するのです。
これは以前にも示した物質と空間を示すイメージ図です。便宜的に6つの固まりが集まって一つの塊をつくるというモデルを試みたものでした。この図では、素粒子が6つ集まって原子。⇒原子が6つ集まって細胞。⇒細胞が6つ集まって組織。⇒組織が6つ集まって部位。部位が6つ集まってヒト。こんなふうに、物質が空間の中に広がっているのではないかと思えるのです。
先日は、この図で表したひとつの小さな点、素粒子にもその内側には空間があって、さらに小さな点があることを説明しました。
そしてさらに極大に向かっては、点の大集団であるヒトからさらに大きな1なる存在が想定されます。それは人が乗っている地球が素粒子に見えるスケールの世界です。
これらの大きな宇宙のモデルを作ってみたのがこれです。
これを更に6つつないでみると、こんなふうになります。
スケールが大きくなれば、それだけ互いに引きあう力は弱まります。それは物と物の間の白い地が大きくなってゆくことでも分かりますネ。そしてもっとも大事なことは、空間を表すこの白い地はどこを見ても途切れていないということです。空間は一つなのです。
ただ一つの空間の中で引きあう力、つまりエネルギーの粗密がこの宇宙を創っていると私は思うのです。
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