7月13日
朝7時サンタフェ空港から帰国の途に着く。
5時のタクシーで空港に、運転手は明るい人で、空港までほとんど喋りっぱなし。センチメ ンタルな気分を吹き飛ばしてくれた。
早朝のサンタフェ市営空港の受付カウンター、のんびりとして、何か安心感を与えてくれる。そう思ってみれば、空港はどれも肩を張っているように思える。
並み居る国際空港も、こんな風だったら . . . 本文を読む
7月12日
サンタフェ アートフェア 初日
石さんは浴衣、私は作務衣。
予め用意しておいたいでたちで会場に行く。
4時までは、昨日のやり残した展示作業をすることが出来る。
作務衣は動きやすい。草履なのもいい。
石さんの浴衣は注目の的だ。
4時過ぎ、少しずつ人の姿が見え始め、オープニングが始まったと気付いたときには、ワッと人が会場にひしめ . . . 本文を読む
石さんの「つなみ」130号の作品
これを自分で持ち込む度胸も別格だ。空港での話はすでに書いた。
会場の中で異彩を放っている。
私の作品は50号、30号、6号とサムホール。
飾りつけを終えた今は、ただ祈るしかない。
やることはすべてやった。 . . . 本文を読む
7月11日
朝から作品を運び込み、展示開始。
準備で身体を持て余していたが、一気に活気づく。
ここがどこだというようなことは関係がなくなる。
ひたすら作品を配列し、壁にかけていく。
手馴れた作業に、妙な安心感がある。
作品に対する関心度はかなり高い。
いよいよ明日はオープニング。
アート関係者を招いてのパーティーもある。
私 . . . 本文を読む
7月10日
少しずつアートフェアへの緊張感が高まってくる。
サンタフェ市内にある聖堂、ここを中心にサンタフェのダウンタウンが形成された。
前庭に安置されたインデアンの女性の聖像がとても印象的だ。
. . . 本文を読む
7月9日
ホテルからサンタフェのダウンタウンまで車で30分ほど
アートフェアの会場となるコンベンションセンターも、サンタフェスタイルの建物で、独特の趣を持っている。
写真は、アートフェア前の静けさだが、中ではパネルの設置工事が着々と進んでいる。
11日の飾り付けまでに、準備しておかなければならないことがたくさんある。
ダウンタウンにギャラリーが密集 . . . 本文を読む
サンタフェは荒野の中の街、
まるでカーボーイが出てきそうな、西部劇のシーンが延々続く平野の中にある。
移動手段はもっぱら車。
人は見えないが、車の音はひっきりなしに聞こえる街だ。
我々の常宿となる IN AT SANTAFE は空港10分ほどのところ。
ようやく腰を落ち着けることが出来る。 . . . 本文を読む
7月8日
ようやくサンタフェ空港に到着する
広大な荒野の中に空港はある。建物の外壁は土を固めたもので、エッジがすべて丸く柔らかに仕上げられており、まるでパンの家のようだ。
サンタフェスタイルとして、世界的に有名な形なのだと、石さんが教えてくれた。
サンタフェは芸術の都市、その空港には市内のギャラリーを紹介するパンフレットがあふれている。
田舎都市の . . . 本文を読む
初めてのアメリカ体験は、ホテルのラウンジで行われている貸切パーティだった。
夕食をとるために、教えてくれた場所は、ホテル内のラウンジだった。その前から異様な雰囲気はホテルカウンターで感じていた。
ホテルのロビーを考えられない人体が歩く。相撲の小錦以上の、肉が零れ落ちないのが不思議なくらいの人物が目の前を横切る。それが一人だけではないのだ。
そしてラウンジに足を . . . 本文を読む