「神ひと。」博士が得意そうに言った。
「神ひと?」
「神ひとって何ですか、博士。」
「そんなもの、聞いたことないだス。」
「博士、それって、ずるじゃないですか。」艦長も抗議した。
「神ひとなんて、だれも知らないでヤすよ。ほんとうにそんなものあるんでヤすか。」
「知りたいかね。」
「知りたいでヤす。」
「知りたいだス。」
「知りたいです。」
「博士、大宇宙よりも大きな神ひとって言うのは、何ですか。」
「神ひとと言うのはね、大宇宙を手足にして生きている、とてつもなく大きな人なんだ。」
「ひえーっ、そんな大きな人がいるんですか。たまげた。」ぴょんたがびっくりして言った。
「これが私の研究の成果なんだ。」
「神ひとの体は、この宇宙全部が集まって出来ていると言うんですか。でも、それって、どんな大きさなんですか。想像出来ません。」
艦長が正直に言った。太陽系があって、銀河系があって、銀河が集まった大宇宙があって、神ひとがいる。うーん、頭が痛くなる。
「今回の旅は、この神ひとを探すことが目的なんだ。」
「なんだか面白いだスね。」
「神ひとって、いったい何者なんですか。」
「それは行ってみなければ分からない。まず、見つけることが出来るのか、それが問題なのだ。」
「はっきりいるとは、分かっていないんですか。」
「まだ誰も見た者はいないんだ。しかし必ず神ひとはいるはずなんだ。それは私の研究ではっきりしているんだよ。」
「つまり、博士の研究が正しいかどうか、それを確かめるための旅行なんでヤすね。」
「そう言う事だ。」
「神ひとを探す旅でヤすか、まだ本物のクジラも見たことないんでヤすよ?」
「でも、面白そうだス。」
「行こう、行こう。」
「分かりました、博士。行きましょう。」艦長はようやく納得した。
「よし、みんな準備にかかれ。」
「はいでヤす。」
「はいだス。」
「はい、分かりました。」
「スケール号、これから、神ひとを探す旅に出発する!」艦長が元気よくスケール号に命令した。
「ゴロニャーン」
スケール号は音もなく空に舞い上がった。
つづく
最初に読者登録させて頂いたつもりだったのに未だでした。
すみません、ボケで・・・(汗)
遅ればせながら登録させて頂きました。 改めてよろしくお願い致します。
「スケール号」楽しませて頂いています(嬉)
続きお待ちしています♪
宇宙はひとつではなく、いくつもの宇宙が存在するということが、さいきんに分かったと申しますから、よほど分からなくなります。
http://blog.goo.ne.jp/iinna/e/b04fe9db3d4544252515a726a0b67a90
iinaも、遅ればせながら読書登録させていただきました。
今日も大変だん^ス^
わが7畳ワンルームで
展開(天開)中の
マカコ宇宙
オヘソ星雲
金胡麻星で
神ひと見ッケ♪
神ひと見ッケ♪を
歌うように連呼しながら
神ひと見ッケシャーマン
陶酔ぐるぐるダンスを踊っている
恍惚忘我トンチンカンマカコのダンスが
止まらなくなっただんス!
バッテンドゲンスレバヨカト~~・。・;
少しずつ友達の輪が広がって、つながっていく。
これ、もしかしたら、神ひとさまの頭のなかの、神経細胞かもしれないと思ったりしています^?^。
ひとりではできなくても、こうしてつながっていけば、ひとつの大きな考えが生まれてくる。外派も内派もみな大切。
これからもよろしくお願いいたします ^ね^¥
いつもありがとうございます、^わ^ハハハハ
私、座布団踊りの天才と云っておりますが、それでよければ、ご一緒いたします。
あっ、それ!それそれそれそれ
神ひととは?
どういう展開になるのか?
続けて読ませていただきます。
あまりブログと向き合う時間が少ないのですが
よろしくお願いしますね・・・・←これって癖なんです
楽しませていただきます。
ではっ
楽しんでいただけたら嬉しいです。
スケール号の旅する宇宙は、大男の国や小人の国を旅行するガリバーと違って、自分のからだの大きさを変えながら宇宙を旅するお話です。
スケール号は太陽と同じ大きさになったり、細菌のような小さな大きさにもなれるのですよ。
もしお時間と興味がありましたら、第3話は完全公開中ですので、読んでみてください。
私のお気に入り作品です。