今ではどんなジャンルの音楽も聴くようになったが、その内ジャズは最も遅く大学に入ってからだ。そしてその門戸を開けてくれたのがジュリー・ロンドンである。先輩が持っていたLP盤のレコードを聴かされているうちにのめり込んでしまった。もっとも彼女については映画で見ていたので女優としては中学生の頃から知ってはいた。ゲーリー・クーパーと共演した「西部の人」やロバート・テイラーと共演した「西部の旅がらす」などの西部劇だった。ジャズ歌手でもあることは知ってはいたが大学に入るまで聴いたことはなかった。とにかく容姿が妖艶だし、声もハスキーで青春真っ盛りの僕にとっては、少々動機不純なジャズへの入門だったのである。彼女の歌の中でも好きな4曲をリストしてみた。特に「Cry Me A River」は絶品で今日でも映画やテレビドラマの中でよく使われている。
Cry Me A River
Fly Me To The Moon
You'd Be So Nice To Come Home To
Sway
Cry Me A River
Fly Me To The Moon
You'd Be So Nice To Come Home To
Sway