昨日の早朝は欧州チャンピオンズ・リーグの決勝で目が醒めた。スペインのFCバルセロナが、イングランドのマンチェスターUを2-0で圧倒し、彼らの技術の高さを証明した。特にパス回しの鮮やかさは目を見張るものがあった。しかし、その見事なパス回しは、「ボールを止める」「ドリブルする」「ボールを蹴る」「スペースに走る」などという基礎技術の確かさがあればこそである。確かな基礎技術に自信を持っているから、周りを取り囲まれてプレスを受けても、ちっとも慌てず、状況を確認して味方が取れるところにパスが出せる。そして、数少ないシュートチャンスを見逃さず仕留めるストライカーは、まるでアフリカの草原で獲物を狙うライオンやチータを思わせる。試合を見ながら、つい岡田ジャパンを思わずにはいられないが、日本が欧州のレベルに追いつくために必要なことは、実はシンプルなことなのかもしれない。