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NHK熊本放送局のローカル番組「クマロク!」(18:10~19:00)を見ていたら、不況の電子部品工場を早期退職した人が、農業法人に転職し、それまでの経験を活かして能力を発揮しているという話題が取り上げられていた。僕の人事労務担当歴28年の経験から言っても、日本の工場現場には凄い人材がいっぱいいる。彼らは、学校を出て入社した時から、現場現物での品質管理や業務改善を徹底的に教育され、独特のマインドを持っている。日本のこれまでの発展は彼らによって支えられて来たと言っても過言ではない。僕がいた会社でも技術屋が中途半端な機械を据え付けても、現場のワーカーたちがちゃんと使えるような機械に仕上げるというような話は何度も聞いたことがある。そんな素晴らしい人材を、もっと他の産業でも活かせないものだろうか。放送されたケースはまさにそんな一例だろうが、もっともっと活用できる方策はないものだろうか。