徒然なか話

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松本清張「霧の旗」 海老蔵&相武紗季でドラマ化!

2010-01-19 15:59:39 | テレビ
 日テレでは「生誕100年2週連続松本清張スペシャル」と銘打って、「霧の旗」と「書道教授」の2本をドラマ化することになったらしい。このうち、「霧の旗」の方は過去に何度も映画やテレビドラマ化されているが、僕は、一番最初の山田洋次監督版「霧の旗」(1965)しか見ていない。珍しくサスペンスに取り組んだ山田監督は、いつもの作品のようなコミカルな要素は一切なく、ヒロインの倍賞千恵子も、あの“さくら”さん的な明るさはカケラも見せずに、この復讐に燃える女を演じている。
 僕にとって、この映画が忘れられない一本になったわけは、清張モノの映画には珍しく、というか唯一というか、わが家の近くが舞台になっているからだ。まずヒロインが熊本市の人であり、発端となる殺人事件が起きるのは寺原という町だし、ヒロインが夜行列車で東京へ向かうのは上熊本駅である。いずれもわが家から歩いて数分のところだ。はたして、今度のドラマは舞台がどこになるかはわからないが、注目して見てみたい。それはさておき、今回のドラマ、市川海老蔵の現代劇初主演が話題になっているが、この物語、ホントの主役はヒロインの柳田桐子の方だからね。演じる相武紗季の出来が問題なんだよな。