徒然なか話

誰も聞いてくれないおやじのしょうもない話

貴乃花騒動と昭和の名横綱の引退

2010-01-27 20:47:00 | スポーツ一般
 日本相撲協会の役員選挙へ貴乃花親方が立候補した。一門の不文律を破っての立候補ということで、彼や彼を支持する親方たちがニ所の関一門を破門になった。破門というと思い出すのは、第41代横綱千代の山の、出羽の海部屋からの破門騒動だ。もう43年ほど前のことだ。出羽の海部屋の後継者が後輩の佐田の山に確定したため、引退後、九重を名乗っていた千代の山は、出羽の海部屋の不文律を破って独立を申し出、破門された。彼は北の富士らを連れて高砂部屋系の部屋として独立した。独立直後の場所で北の富士が涙の優勝を飾ったのは今でも鮮明に憶えている。その千代の山は、戦後最初のスター力士で、僕が物心ついて初めてファンになった力士が千代の山だ。小学生の頃は、熊本巡業も見に行ったものだ。当時のNHKの志村正順アナの「六尺三寸、赤銅色の体・・・」という名調子を思い出す。そして、その千代の山が現役を引退したのが、ちょうど51年前の初場所、奇しくも曾孫弟子の千代大海が今場所で引退した。