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これは、1950年10月22日のアメリカ映画監督協会臨時総会で、ジョン・フォード監督が、「赤狩り」派の急先鋒セシル・B・デミルを攻撃する演説のつかみのセリフである。アメリカ映画史に残る名セリフと言われている。多くの映画人が敬愛してやまないジョン・フォード監督は、4度アカデミー賞を獲得し、おそらく映画史上最高の監督と言えるだろう。なお、アカデミー賞を受賞した4作品はいずれも西部劇ではない。
明日のBS2衛星映画劇場 アカデミー受賞作品特集ではジョン・フォードをトリビュートしたドキュメンタリー「DIRECTED BY JOHN FORD」を放送する。同世代の多くの少年達がそうであったように、僕もジョン・フォード映画を見て育った。だから、僕が黒澤明の映画を見るようになったのは、黒澤明がジョン・フォードをお手本にしているという話を聞いてからだから、ずっと後のことだ。数多いフォード作品の中から、僕が特に好きな作品は下記の10本だ。
- アイアン・ホース(1924)サイレント
- 駅馬車 (1939)
- 怒りの葡萄 (1940) アカデミー監督賞
- わが谷は緑なりき (1941) アカデミー最優秀作品賞、監督賞
- 荒野の決闘 (1946)
- 三人の名付親 (1948)
- 黄色いリボン (1949)
- 静かなる男 (1952) アカデミー監督賞
- 捜索者 (1956)
- リバティ・バランスを射った男 (1962)