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戦国武将である父・立花道雪の娘として幼くして父の後を継ぎ、立花城主となったぎん千代姫が、後に女性武将として勇名を馳せた話は大まかには知っていた。関ヶ原で西軍につき敗れた夫・立花宗茂が改易され、加藤清正のはからいで宗茂は高瀬、ぎん千代姫は腹赤に隠遁するのだが、それからわずか2年後に亡くなることになるぎん千代姫の最期については謎が多く、今なお諸説がある。その手掛かりでもと思い、最近、山本兼一著「まりしてん ぎん千代姫」を読んだ。もちろん読みたかったのは最後の腹赤村の章。ネタバレになるといけないので詳しくは書けないが、フィクションとはいえ、なんだかホッとするような心地よい読後感が残った。
ちなみに、腹赤でぎん千代姫と一緒に暮らしていた実母仁志姫はぎん千代姫の死後、京町の柳川小路に移り、そこで生涯を終えたそうである。
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ぼたもちさん
本の紹介ありがとうございます。
この山本兼一さんの「まりしてん ぎん千代姫」も、侍女に語らせるなど面白い構成になっていますよ。