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昨夜のサッカー日韓戦にはガッカリ。負けたことよりも、その負け方がトホホなのだ。2010ワールドカップまで、あと4ヶ月をきったというのにこのありさま。まぁ、根拠レスな“ベスト4”なんて、はなから信じちゃいないが。その後、公開中の映画でもチェックしようかとネットで調べ始めたら、面白そうなのが見つかった。ハンガリーの「ウィニングチケット -遥かなるブダペスト-」という映画だ。1956年のハンガリー動乱の時の話らしい。ハンガリー動乱と言えば、2年ほど前に「君の涙 ドナウに流れ ハンガリー1956」というのがあった。あちらは水球選手が主役だったが、今度の「ウィニングチケット」は、サッカーくじで大金を掴んだ男の話らしい。予告編を見ていたら、“プスカシュ”なんて懐かしい名前が出てきた。1950年代前半の“マジック・マジャール”と呼ばれたハンガリーサッカー黄金時代の中心選手だ。それにしても昔のハンガリーは強かった。1964年の東京オリンピックの頃は、すでに下降線を辿りつつあったが、それでも圧倒的な強さで優勝したし、日本が銅メダルを獲った1968年のメキシコオリンピックでは、実は日本が負けたのはハンガリーだけなのだ。しかも5-0という、完膚なきまで叩きのめされてだ。そのハンガリーがなぜ弱くなったのか、よくわからない。ハンガリーの二大スポーツは、サッカーと水球であるが、水球がいまだに世界トップクラスにあるのと対照的だ。日本サッカーも、もって他山の石となすべきだろう。
※写真は1953年11月、ロンドンのウェンブレー競技場で行なわれた「ハンガリー代表対イングランド代表」の試合。ハンガリーが6-3と圧勝し、イギリス国民が悲嘆にくれた伝説的な試合。左端がハンガリー主将のプスカシュ。