徒然なか話

誰も聞いてくれないおやじのしょうもない話

寂れ行く海運

2009-12-04 18:06:26 | 時事
 先々月、防予汽船が民事再生法適用の申請をしていたことを、今日になって初めて、ネット上で知った。本四架橋3ルートの開通によって利用者が減り、さらに高速道路1000円などが追い討ちをかけたらしい。この会社がかつて運航していた水中翼船は憧れの航路だった。1976年5月、家族を帯同して防府に赴任した時、一番最初に耳に飛び込んできたのが、黒沢明とロス・プリモスが歌う水中翼船の歌だった。いつか水中翼船に乗って松山へ渡ってみたいと思っていたが、仕事が繁忙を極めたり、息子たち3人がまだ小さかったりして、とうとうかなわぬまま、東京へ転勤した。その水中翼船も昭和63年には廃止されたらしい。そして、今回の民事再生法の申請、さらに民主党政権は、高速道路を無料化するという。日本沿岸の海運は寂れる一方だ。本当に悲しい。
 今でもたまに口をついて出る水中翼船の歌、まだ3歳だった長男も歌っていた。

海へゆきましょう 瀬戸内海を
水中翼船で ドライブしましょう
オレンジの花 咲き匂う
段々畑や 釣り舟が
駆けてくるくる 波の上
夢をみましょう 潮風甘い
オレンジライン 海の旅

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2 コメント

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Re:関西汽船も (FUSA)
2009-12-04 22:17:53
あっ、そうなんですか~
船旅って風情がありますよね~
私達は確実に何かを失いつつありますね。
熊本では、川の船運を復活させようなんてプランもあるにはあるんですが・・・
スピードや効率性ばっかり追求して、人間はどこを目指しているんでしょうか。
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関西汽船も (シトリン)
2009-12-04 19:18:22
減便になるんですよ。
乗ってみると船旅って楽なんですけどね。
ついでに、ホーバーフェリーも廃止。
日本は浮上することが今後あるんでしょうか。
暗いですね。
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