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ユーミンが敬愛してやまないクレイジーキャッツの谷啓とのデュエットによるこの曲は、渡辺プロダクション創立50周年のテーマソングとしてユーミンが作詞・作曲したものだ。われわれの年代には懐かしい「シャボン玉ホリデー」の香りがそこはかとなく漂い、谷啓さんのルーツでもあるダニー・ケイの「五つの銅貨」の雰囲気もちりばめられている。植木等さんの有名なギャグ「お呼びでない・・・、こりゃまた失礼」も入っているし、PV映像には60年代にヒットした映画「ピンクパンサー」を思わせるアニメーションもあって楽しい。
僕の学生時代はクレイジーキャッツの全盛時代で、正月休みを熊本で過ごした後、夜行列車で東京駅に着くと、その足で日劇(現在の有楽町マリオン)へ直行。正月恒例のクレイジーキャッツのショーを一日中見て過ごしたものだ。2ステージ続けて見るものだから、同じギャグの繰り返しに「あ!あれはアドリブじゃなくて台本だったのか!」と変なところに感心したりもした。クレイジーキャッツのファンになったのは、大学の一年先輩に、谷啓さんの逗子開成高の後輩の人がいて、いつも自慢話を聞かされていたこともある。谷さんはもともとトロンボーン奏者として、その実力を認められた人だったが、コメディアンとしてのセンスも抜群だった。「ガチョ~ン!」などのギャグはあまりにも有名だが、軽妙洒脱なトークや、かぶせ気味のツッコミなどは「釣りバカ日誌」シリーズなどでも健在だった。その「ハナ肇とクレイジーキャッツ」のメンバーもご存命なのは犬塚弘さんただ一人になってしまった。思えば、クレイジーキャッツの全盛時代は日本の最も良き時代だったのかもしれない。
今、YouTubeを実に心地よく聞かせてもらいました!
私は、日劇なんて雑誌でしか知りません。
そうそう、博多の九電記念体育館(昔、大相撲の九州場所をやっていた所)で
クレージーキャッツショーを夏に見聞きに行ったことがありましたっけ。
室内も高温だったんでしょう、植木等さんが「暑いのはクレージーキャッツのせいではありませんから、さあ、この後も頑張りましょう」と汗だくで言ってマジな顔をちらっと見せたのが記憶に残っています。
彼らのテレビや映画はしっかり見ていました。
CMの「何である?、アイデアル、常識!」なんて折りたたみ傘の台詞もたぶん小6か中1のの頃みんなで言い合っていたと思います。
いやー、ハナ肇、植木等、谷啓、安田伸、石橋エータロー、桜井センリそして犬塚弘の顔が出てくるだけでも私はうきうきしてきます。
今、思い出しました。
我が家にテレビがなかった頃、私の一番上の姉の新婚家庭の白黒テレビでクレージーキャッツで、 『おとなの漫画』 (フジテレビ)を観たのが、最初だったと思います。
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クレージーキャッツも、もともと真面目なミュージシャンばかりだったからこそ面白かったわけで・・・
植木等さんもよく、つくられたイメージと自分自身の実像とのギャップの話をされていましたね。