徒然なか話

誰も聞いてくれないおやじのしょうもない話

松囃子と和泉式部

2024-01-05 23:22:31 | 古典芸能
 今日やっとわが家の氏神様である藤崎宮に初詣をした。この日にしたのは正月恒例の松囃子が行われるからでもある。わが家族の息災を願うとともに能登半島地震や航空機事故の犠牲者の鎮魂の想いも込めて参拝した。
 能楽殿での松囃子で喜多流狩野家四代の祐一さんが舞囃子「東北(とうぼく)」を舞った。松囃子は神事だからアナウンスもないしパンフレットみたいなものもないので本当に「東北」だったかどうか定かではない。ただ地謡に「和泉式部」というフレーズが何度か出てきたので「東北」だったのだろう。見ながらふと今年の大河ドラマ「光る君へ」のことを思い出した。和泉式部は主役の一人藤原道長の娘彰子に仕えていたのでドラマに登場してもおかしくない。しかしいまだに登場人物の中に和泉式部の名はない。エピソードの多い人物だから話がややこしくなるのであえて登場させないのか、あるいはどこかで効果的に登場させるのか、展開に注目だ。


藤崎八旛宮


能楽殿での松囃子


狩野祐一さんが舞う「東北?」


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