徒然なか話

誰も聞いてくれないおやじのしょうもない話

師走の平凡な一日

2024-12-19 20:04:07 | 
 朝のニュースで「熊本にも初雪・・・」と言っていた。未明に降ったらしい。阿蘇山を眺めてみた(下写真)が、雪だまりのようなものは見えるが、まだ冠雪というほどではない。
 今日は父の月命日で菩提寺のご住職が来られる日。師走でお忙しいのか、坊守さん(奥様)がやって来られた。坊守さんはこれまでも何度か来られたが、ご住職には失礼ながら僕は坊守さんの読誦が好きだ。女性らしい柔らかい声でよどみなく進んで行く。少し節がついていて、まるで声明(しょうみょう)のような美しい読誦が続く。読まれるのはお経ではなく正信偈(しょうしんげ)という親鸞聖人が残した詩歌のようなもの。102歳の母が唱和する。母は女学校時代に習得し今でも丸暗記している。
帰命無量寿如来
南無不可思議光
法蔵菩薩因位時
在世自在王佛所・・・

 今年もあと2週間。午後出かけた時に、京町本丁の正善寺の掲示板にこんな書が貼ってあった。
  「正月に初日の出を拝む人は多いが、大晦日の夕日を拝む人は少ない」
 言われてみればたしかにそうだ。大晦日の夕暮れにはお天道様に今年一年の感謝を込めて拝みたいと思う。


わが家から遠望する阿蘇の山々


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