この季節になるとどうしても那須高原を思い出す。3年3ヶ月過ごした那須にはなつかしい思い出がいっぱいだ。春夏秋冬それぞれ美しい風景を見せてくれるのだが、とりわけ秋の美しさは忘れられない。那須湯本にあった会社保養所(数年前に人手に渡ったらしい)の管理も僕の仕事の一つだったので、多いときには週3回は那須高原に登った。近くには那須与一ゆかりの「那須温泉神社(なすゆぜんじんじゃ)」や九尾の狐伝説の「殺生石」。那須茶臼岳、沼ッ原湿原、そして那須湯本温泉等々。冬にはスキーも楽しんだ。各地を10ヶ所ほど転勤して回ったが、風光明媚という点では那須が最高だったかもしれない。今日もネットで那須高原一帯の地図を眺めながら思い出にひたった。
ところで、「那須」という姓は、下野国(今の栃木県)がルーツだと言われているが、日本全国で「那須」姓の人数が多いのは宮崎県と熊本県がトップ2だそうである。お気付きの方も多いと思うが、平家落人伝説の残る宮崎県椎葉村と熊本県五家庄(現八代市泉町)。いずれの伝説も平家落人追討にやって来たのが那須与一の一族で、そこにとどまって子を生すという話。宮崎と熊本の那須さんが全部その子孫だとは思えないが、壇ノ浦で平家が滅亡して840年。時空を超えたロマンを感じる。
那須茶臼岳
那須温泉(なすゆぜん)神社
殺生石(せっしょうせき)
沼ッ原湿原(ぬまっぱらしつげん)
ところで、「那須」という姓は、下野国(今の栃木県)がルーツだと言われているが、日本全国で「那須」姓の人数が多いのは宮崎県と熊本県がトップ2だそうである。お気付きの方も多いと思うが、平家落人伝説の残る宮崎県椎葉村と熊本県五家庄(現八代市泉町)。いずれの伝説も平家落人追討にやって来たのが那須与一の一族で、そこにとどまって子を生すという話。宮崎と熊本の那須さんが全部その子孫だとは思えないが、壇ノ浦で平家が滅亡して840年。時空を超えたロマンを感じる。
那須茶臼岳
那須温泉(なすゆぜん)神社
殺生石(せっしょうせき)
沼ッ原湿原(ぬまっぱらしつげん)
羨ましいですね。
>多いときには週3回は那須高原に登った。
仕事にはご苦労があったと想像しますが、対象が保養所とは素敵な気がします。
那須には三島通陽氏が寄贈した、ボーイスカウト指導者の訓練場があり、3回出掛けて野営しましたがカッコウの鳴き声をはじめて聞き嬉しかったものです。
>風光明媚という点では那須が最高だったかもしれない。
私は新幹線の那須塩原と野営場とその周辺しか知りませんが、とてもいい所だという印象だけが残っています。
>いずれの伝説も平家落人追討にやって来たのが那須与一の一族で、そこにとどまって子を生すという話。
そういうことでしたか。
那須さんもたくさん居られるわけですね。
そんな予備知識を持って那須高原、那須温泉神社ほかを散策したら那須の良さをもっと感じたことでしょうね。
有難うございました。
今後、気候変動でこれも変わって行くのかもしれないと思うと残念ですね。
管理人さん夫婦が常駐して運営しているのですが、建物や設備の補修保全は私の担当でしたので必要あれば建築士の担当者を伴って行ったものです。
ボーイスカウト活動で那須へ行かれたことを前にもおっしゃっていましたね。三島通陽の祖父三島通庸が開拓した那須野ヶ原は単なる農地開拓ではなく、地方都市創生の考えで区画されたと聞きます。
熊本の五家荘で、千数百キロも離れた那須のことを思いますと、800年以上も昔から続く歴史を実感して不思議な感覚になります。