今日のレンズは、ペトリの標準レンズ Petri C.C Auto 55mm F1.4です。
レンズ構成 5群7枚
最短撮影距離 0.6m
フィルター径 55mm
重量 328g(実測値)
1967年に登場した、ペトリのレンズの中で一番明るいレンズです。Petri C.C Auto 55mm F2などのレンズと比べると、かなり全長が長く、表面のレンズの径も大きくなっています。さてこのレンズC.C Auto 55mm F1.4ですが、意外なことにと言っては失礼ですが、カメラ雑誌の性能テストでかなりの高評価を受けています。カメラ毎日別冊カメラ白書'74年版では、F1.4クラスの標準レンズとしては、キヤノンのFD 50mmF1.4 SSCに次ぐ2番目の高画質という評価でした。
さて実際にデジタルで使うとどうなんでしょうか。フルサイズでの撮影です。まずは絞り開放での遠景ですが、四隅が流れることもなくしっかり解像しています。しかも色乗りはとても良いです。
近接撮影でもなかなかきれいな玉ボケが出ます。
立体感のあるきれいな写りです。
かなりきれいなボケ味です。
いずれもSONY α7+Petri C.C Auto 55mm F1.4
久しぶりに優れもののレンズに出会ったような気がします。お気に入りの1本になりそうです。