迷レンズ探訪

あまり陽の目を見ないレンズやカメラを取り上げていきます。

ペトリで一番明るいレンズは、なかなかの優れものだった Petri C.C Auto 55mm F1.4

2022-03-21 16:47:59 | Lens made by PETRI

今日のレンズは、ペトリの標準レンズ Petri C.C Auto 55mm F1.4です。

   レンズ構成    5群7枚
   最短撮影距離   0.6m
   フィルター径   55mm
   重量                328g(実測値)

1967年に登場した、ペトリのレンズの中で一番明るいレンズです。Petri C.C Auto 55mm F2などのレンズと比べると、かなり全長が長く、表面のレンズの径も大きくなっています。さてこのレンズC.C Auto 55mm F1.4ですが、意外なことにと言っては失礼ですが、カメラ雑誌の性能テストでかなりの高評価を受けています。カメラ毎日別冊カメラ白書'74年版では、F1.4クラスの標準レンズとしては、キヤノンのFD 50mmF1.4 SSCに次ぐ2番目の高画質という評価でした。

さて実際にデジタルで使うとどうなんでしょうか。フルサイズでの撮影です。まずは絞り開放での遠景ですが、四隅が流れることもなくしっかり解像しています。しかも色乗りはとても良いです。

近接撮影でもなかなかきれいな玉ボケが出ます。


立体感のあるきれいな写りです。

かなりきれいなボケ味です。


 いずれもSONY α7+Petri C.C Auto 55mm F1.4

久しぶりに優れもののレンズに出会ったような気がします。お気に入りの1本になりそうです。


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