日本のカメラメーカーの一眼レフが世界を席巻していた頃、二眼レフで有名なローライが本格的な一眼レフRollei SL35を販売していました。その交換レンズのマウントはローライQBMマウントと言われるバヨネットマウントで、ツァイスや自社ブランドなど多数のレンズが出ていました。
今回、紹介するレンズはRolleiブランドの中望遠レンズRolleinar-MC 85mm F2.8です。
ちょっと前の都内での中古市で入手したのですが、ボディを持っていないため、そのままの状態になっていました。最近マウントアダプターを入手したので、ミラーレスカメラで使ってみました。
レンズ構成:4群4枚
最短撮影距離:0.85m
フィルター径:52mm
QBMマウントはこんな形をしています。
Made in Japanの刻印があります。どこで作られていたのでしょうかね。
けっこう近代的な姿をしています。85mmといえば、F1.4やF2のような大口径レンズが多いのですが、このレンズはF2.8という渋いスペックです。
さて試写をしてみましょう。
まずは遠景です。
無理のない明るさだからでしょうか。解放F値から破たんのない描写です。
最短撮影距離付近。ボケもきれいですね。
いずれもSONY α7+Rolleinar-MC 85mm F2.8
渋いスペックの中に非凡な才能が隠れている、名(迷ではなく)レンズではないでしょうか。
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