Mars&Jupiter

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ジャック・ルイエのフルート協奏曲ニ長調を聴きながら、ウォーキングはお休み

2009-06-15 04:47:51 | バロック音楽協奏曲・管弦楽曲編
昨日もウォーキングは休むことにしました。
昨日聴いたのは1685年生まれのルイエの作品。
有名な音楽一族の出身だった彼は、ベルギーの作曲家であり、
バイエルン選帝侯のオーケストラでオーボエ奏者として活躍し、
1726年にはミュンヘンの宮廷で活動し、その後フランスに移り、
ルイ15世の時期、ヴェルサイユのオーボエ奏者として、
活躍したようだが、あまり多くのことは知られておらず、
残されている作品の数も少ないようだ。
フルート協奏曲ニ長調は1728年フランスで出版されたようだ。
今回聴いたCDの演奏はクロード・モントゥーのフルート、
ネヴィル・マリナー指揮、アカデミー室内管弦楽団による。

第一楽章アレグロは、弦楽器と通奏低音で颯爽と始まる。
フルート独奏が入り、軽やかな旋律を奏でていく。
フルートと弦楽器との掛け合いが心地よく、
イタリア風な明るさを持った音楽である。
第二楽章グラーヴェは、叙情的である。
通奏低音の伴奏に乗ってフルートが奏でる旋律は、
どこか悲しみに溢れているかのようでもある。
第三楽章アレグロは、室内楽的な響きの中、
フルート独奏中心の部分と合奏の部分が交互に現れ、
フルートの技巧的な部分も用意されており、
宮廷的で華やかさをもったフランス風の音楽であり、
両者の掛け合いは最後まで続き、颯爽と終わる。
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