ヨハン・ダーヴィド・ハイニヒェンの２つのホルン・フルートなどのための協奏曲ヘ長調を聴きながら

昨日はウォーキングを休みました。
昨日聴いたのは1683年生まれのハイニヒェンの作品。
ハイニヒェンは、ライプチヒの学生時代に、
作曲家として知られていたようで、その後イタリアで学び、
1717年にはドレスデンの宮廷の楽長として迎えられ、
生涯この地位にあった人物である。
２つのホルン、２つのフルート、２つのヴァイオリン、２つのヴィオラと
通奏低音のための協奏曲ヘ長調の作曲年代について詳しいことはわからない。
ただＣＤの解説書では、この曲が宮廷内の食卓音楽に属するもので、
トルコ風庭園のコーヒー館で演奏される音楽として、
作曲されたらしいことが書かれてある。
今回聴いたＣＤの演奏はペーター・ダムとディーター・パンサのホルン、
エドゥアルト・メルクス指揮、カペラ・サジタリアーナによる。

第一楽章ヴィヴァーチェは、弦楽器と通奏低音の導入に始まり、
２つのホルンが軽快に名人芸的な演奏を展開していく。
短い楽章ではあるが、華やかで２つのホルンの演奏が心地いい。
第二楽章アリオーソは、ゆったりとした弦楽器と
通奏低音の導入に始まり、２つのホルンが入り、華やかな感じである。
２つのフルートは最後の方で出てきて華やかさに彩りを加える。
第三楽章アレグロは、２つのホルンを中心に、
軽快に音楽は展開され、華やかに終わる。
全体含め６分ほどの短い作品であるが、
ホルンという楽器の良さを堪能させてくれる。