Mars&Jupiter

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ゲオルグ・フリードリヒ・ヘンデルのオルガン協奏曲集作品4を聴きながら、片倉町から三ツ沢上町まで歩く

2009-06-18 05:05:31 | バロック音楽協奏曲・管弦楽曲編
昨日は片倉町から三ツ沢上町駅まで歩きました。
途中聴いたのは1685年生まれのヘンデルの作品。
現在ドイツのザクセン・アンハルト州のハレに生まれた彼は、
ハレ大学で法律を学んだが、その後音楽への情熱を捨てられず、
ハンブルク、イタリアで活躍したあと、
1710年からはハノーファー選帝侯の宮廷楽長を経て、
イギリスに渡り、1727年には帰化した有名な作曲家である。
オペラやオラトリオの分野で多くの代表的な作品を残した。
オルガン協奏曲集作品4は1738年に出版された作品集である。
高校時代に私はこのヘンデルのオルガン協奏曲全集のレコードを
買って何度も聴いた記憶があるほど、よく親しんだ作品である。
今回聴いたCDの演奏はルドルフ・エヴァーフェルトのオルガン、
コレギウム・アウレウム合奏団による。
高校時代のレコードで買ったものと同じものである。
ここでは第4番について取り上げておく。

オルガン協奏曲第4番ヘ長調作品4の4HWV292の
第一楽章アレグロは、ユニゾンで始まる弦楽器の主題を、
オルガン独奏が受け継ぎ、オルガン中心に音楽が進行する。
この曲は全曲の中でも有名な作品であるということだが、
久しぶりに聴いた私にとってもオルガン協奏曲の
印象的な曲といえばこの作品であったので懐かしくなった。
オルガン中心に展開される即興的な演奏の部分は
まさにオルガンの良さを十分に活かした名曲といえるだろう。
最後は弦楽器の冒頭のユニゾンで堂々と終わる。
第二楽章アンダンテは、ゆったりとしたテンポで、
オルガン独奏の即興的な感じの演奏と
弦楽器のトッティの交互の掛け合いが、叙情的で美しい。
第三楽章アダージョは短い9小節によりなりたっており、
オルガンによる即興的な独奏で、これは美しい。
これに最後弦楽器が加わり、次の楽章にそのまま続く。
第四楽章アレグロは、躍動的で華麗な音楽で、
オルガン独奏の高度な演奏技術が披露される。
オルガンの華やかさと弦楽器の格調高い音楽は、
いかにもヘンデルらしく、最後は堂々と終わる。
コメント
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