Mars&Jupiter

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ヨハン・パッヘルベルの組曲(パルティータ)第6番変ロ長調を聴きながら三枚町から西谷まで歩く

2009-06-12 05:21:44 | バロック音楽協奏曲・管弦楽曲編
昨日は三枚町から西谷駅まで歩きました。
途中聴いたのは1653年生まれのパッヘルベルの作品。
「パッヘルベルのカノン」で有名な人物である。
ライプチヒに生まれた彼は、ケルルの弟子ブレンツ(ブンツ)などに学び、
オルガン奏者として活躍したようで、鍵盤楽器の分野で活躍したようだ。
2つのヴァイオリン・ヴィオラ・チェロと通奏低音のための、
組曲(パルティータ)第6番変ロ長調の詳しい作曲年代はわからないが、
これが「音楽の楽しみ(喜び)」の中の一つということだから、
1695年頃の作品となるということであろうか、あくまでも推測である。
今回聴いたCDの演奏はパイヤール指揮、パイヤール室内管弦楽団による。

第一曲ソナタは、通奏低音に導かれて、
弦で始まるこのおだやかな音楽は序奏で、
それに続いて堂々とした旋律が奏される。
第二曲クーラントは、弦楽器がいきいきした旋律を奏でる。
短い曲であるが、最後も堂々とした感じで終わる。
第三曲ガヴォットは、舞踏的ないきいきした曲で、
主題をもとにしながら展開されていく。
華やかさをもかんじさせる曲である。
第四曲サラバンドは、しみじみとした曲で、
ゆったりとしたテンポの中で、叙情的な旋律が流れる。
第五曲ジーグは、いきいきとした軽快なテンポで、
対位法により旋律が各楽器に受け渡されていく。
終曲を飾るにふさわしい堂々とした格調高い曲である。
これら全曲を聴きながら、それぞれの曲を
オルガン音楽にそれをしたらどうなるのかなあと考えてみた。
たぶんオルガンの方がもっともらしく聴こえる気がする。
オルガニストとして活躍した彼らしさが、
この作品の音づくりにもあるような気がする。
コメント
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