Mars&Jupiter

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ウォーキングはお休み、そしてフランチェスコ・ジェミニアーニの合奏協奏曲第5番ト短調

2009-06-27 10:25:28 | バロック音楽協奏曲・管弦楽曲編
昨日は飲み会があったため、ウォーキングは休みました。
今回とりあがるのは、1687年生まれのジュミニアーニの作品。
彼は、イタリアのルッカに生まれ、コレルリ(コレッリ)や
スカルラッティ、ロナーティなどに師事したようだ。
ヴァイオリン奏者としてロンドンやダブリン中心に活躍した。
合奏協奏曲第5番ト短調は1726年に出版された。
師コレルリのヴァイオリン・ソナタ作品5を、
合奏協奏曲用に編曲したものなので、
純粋に考えると彼の作品とはいえない。
コレルリによる原曲は5楽章まであるのだが、
ジュミニアーニはそのうちの1楽章をカットして、
4楽章制の作品にしあげているようだ。
今回聴いたCDはイ・ムジチ合奏団によるものである。

第一楽章アダージョは、悲壮な感じの合奏で始まる。
ゆっくりと歩むようなテンポで弦楽器が奏す旋律は、
叙情的であるとともに気品のある音楽である。
第二楽章ヴィヴァーチェは、軽快なテンポで、
旋律を弦楽器が対位法的に扱いながら、展開していく。
最後はテンポが遅くなって静かに終わる。
第三楽章アダージョは、叙情的な旋律を
弦楽器が奏していく牧歌風の音楽である。
第四楽章アレグロは、ヴァイオリン独奏中心に、
主題を奏でながら、曲は進行していく。
他の弦楽器はそれをそっと支えるように音を加え、
軽快なテンポであっという間に終わる。
師コレルリへの敬愛の気持ちがそこにはあるのだろうか。
コメント
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