Mars&Jupiter

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アントニオ・ヴィヴァルディのオーボエ協奏曲ハ長調RV.447を聴きながら西谷から三枚町まで歩く

2009-06-08 04:24:14 | バロック音楽協奏曲・管弦楽曲編
昨日は西谷駅から三枚町まで歩きました。
梅の木の交差点を左に曲がってまっすぐ進み、
その先の新幹線のある線路沿いの道を歩こうとして迷い、
行きは10分くらい余計に時間がかかってしまった。
帰りは逆方向から西谷駅まで歩き、およそ45分で着いた。
帰りも多少迷ったので、実際はきっと42~43分で歩けるだろう。
ルートをちょっと変えるだけでも感じは違う。
こんなルートもあるんだなあと思いつつ歩いた。
途中聴いたのは1678年生まれのヴィヴァルディの作品。
あまりにも有名な彼についての略歴は省略する。
オーボエ協奏曲ハ長調RV.447の詳しい作曲年代はわからない。
今回聴いたCDの演奏はフランク・ド・ブリュイヌのオーボエ、
ホグウッド指揮、エンシェント室内管弦楽団による。

第一楽章アレグロ・ノン・モルトは、
弦楽器による厳かな感じの導入に続き、
オーボエ独奏がその旋律を繰り返し、
そのあと技巧的な速くて軽快な旋律を奏でる。
このあたりはいかにもオーボエ協奏曲らしい。
流れるような軽快なオーボエの演奏がいい。
最後は最初の厳かな感じの旋律で終わる。
第二楽章ラルゲットは、弦楽器でゆったりと始まる。
オーボエが歌うように奏でる旋律は哀愁ただよい甘美である。
そのオーボエが歌う旋律を見守るように、
他の楽器はそっと優しく、邪魔しない程度の伴奏で支える。

第三楽章メヌエットは、優雅で楽しそうな軽快な音楽。
その陽気で明るい感じはヘンデルのようでもあり、
オーボエ独奏による名人芸的な演奏も聴くことができる。
変奏曲風にオーボエ中心に展開していくこの音楽は、
古楽器で演奏するオーボエ奏者にとっても難しそうだ。
中間部の憂いのある感じの音楽と冒頭の明るい音楽は
とても対照的であり、最後はその冒頭の旋律で華やかに終わる。
CDではそのあとに2つのオーボエと
2つのクラリネットのための協奏曲ハ長調RV.559が続く。
これもクラリネットが加わりのどかな感じで心地いい音楽である。
コメント
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