雨が強く降り始めたのと多忙さが重なり、
今日はウォーキングを休みました。
今回取り上げるのは、1600年頃生まれたファリーナの作品である。
イタリアのマントヴァに生まれた彼は、
技巧派のヴァイオリニストだったようで、
1625年にドレスデンに招かれ、1626年から1629年の間、
宮廷のコンツェルトマスターを務めた人物である。
イタリア器楽をドイツやオーストリアに、
普及することに貢献したようで、ボンやウィーンでも活躍した。
常軌を逸したカプリッチョは1627年に作曲されたようだ。
今回聴いたCDはニコラウス・アーノンクール指揮、
ウィーン・コンツェントゥス・ムジクムによる。
常軌を逸したカプリッチョは標題音楽である。
したがって、弦楽器を使いながら、その技巧を駆使し、
いかに別のものを描写できるかというところが重要なのだろう。
音楽は、最初舞踏風の軽快で華やかな感じで始まる。
まだルネサンス音楽のスタイルがそこに残っているところがある。
主題を変奏しながら、様々なものを描写するようだが、
とりわけ、弦を弓の木の部分で叩くコル・レーニョの奏法、
鶏の鳴き声、猫の鳴き声、犬のほえる声などは、
初めて聴いても比較的わかりやすい感じがする。
またシンコペーションによる部分は、
スペインのギターで奏されるフラメンコなどの
強烈なリズムを連想させるものである。
そのあたりでみせる弦楽器奏法の可能性を引き出そうとする
意欲はすごいものだと思うし、面白いものである。
最後は消え入るようにして静かに終わる。
今日はウォーキングを休みました。
今回取り上げるのは、1600年頃生まれたファリーナの作品である。
イタリアのマントヴァに生まれた彼は、
技巧派のヴァイオリニストだったようで、
1625年にドレスデンに招かれ、1626年から1629年の間、
宮廷のコンツェルトマスターを務めた人物である。
イタリア器楽をドイツやオーストリアに、
普及することに貢献したようで、ボンやウィーンでも活躍した。
常軌を逸したカプリッチョは1627年に作曲されたようだ。
今回聴いたCDはニコラウス・アーノンクール指揮、
ウィーン・コンツェントゥス・ムジクムによる。
常軌を逸したカプリッチョは標題音楽である。
したがって、弦楽器を使いながら、その技巧を駆使し、
いかに別のものを描写できるかというところが重要なのだろう。
音楽は、最初舞踏風の軽快で華やかな感じで始まる。
まだルネサンス音楽のスタイルがそこに残っているところがある。
主題を変奏しながら、様々なものを描写するようだが、
とりわけ、弦を弓の木の部分で叩くコル・レーニョの奏法、
鶏の鳴き声、猫の鳴き声、犬のほえる声などは、
初めて聴いても比較的わかりやすい感じがする。
またシンコペーションによる部分は、
スペインのギターで奏されるフラメンコなどの
強烈なリズムを連想させるものである。
そのあたりでみせる弦楽器奏法の可能性を引き出そうとする
意欲はすごいものだと思うし、面白いものである。
最後は消え入るようにして静かに終わる。