昨日は風邪がまだ完治とは言えないのですが、
三枚町から西谷駅まで歩いてみることにしました。
昨日聴いたのは1669年生まれのアレッサンドロ・マルチェッロの作品。
映画「ベニスの愛」で使われた有名なオーボエ協奏曲ニ短調の
作曲家として知られている彼は、ヴェネツィアの貴族に生まれ、
画家・数学者・哲学者・政治家としても活躍した人物である。
偽名を使って器楽曲やカンタータ、アリアを作曲した人物のようで、
弟のベネデットとともに当時ヴェネツィアを代表する作曲家であった。
オーボエ協奏曲ニ短調は1716年アムステルダムで公開、
印刷されたということがCDの解説書に書かれている。
バッハがこれをチェンバロ用に編曲し(BWV974)たことで、
さらに知られるようになったわけだが、この作品は前まで、
弟のベネデットの作品と思われていた。
(その前はヴィヴァルディの作品と思われた時期もあった)
高校時代私はこの協奏曲をよくレコードで聴いていたのだが、
その解説書にはベネデット・マルチェッロと書いており、
一応そこにはアレッサンドロの作とする説もあるとなっている。
今回聴いたCDの演奏はハインツ・ホリガーのオーボエ、
ヴィットリオ・ネグリ指揮、ドレスデン国立管弦楽団員による。
第一楽章アンダンテ・エ・スピカートは、
弦楽器のユニゾンに続きオーボエ独奏が入る。
この交互の演奏によって曲は進行していく。
オーボエの奏でる旋律は優雅で甘美である。
最後は弦楽器のユニゾンで堂々と終わる。
第二楽章アダージョは、映画「ベニスの愛」で使用された。
さざなみのように奏でる弦楽器の伴奏に乗って、
オーボエ独奏が哀愁を漂わせた旋律を奏でる。
オーボエという楽器の良さを十分に活かした楽章である。
第三楽章プレストは、オーボエ独奏に始まり、
ところどころで哀愁を漂わせた旋律が、
駆け抜けていくような軽快なテンポで奏でられていく。
表情をところどころで変えていくホリガーのオーボエは、
こんな楽章を聴いただけでもいい演奏だなあ思わせるものであり、
そんなことを思わせているうちに颯爽と全曲を閉じる。
三枚町から西谷駅まで歩いてみることにしました。
昨日聴いたのは1669年生まれのアレッサンドロ・マルチェッロの作品。
映画「ベニスの愛」で使われた有名なオーボエ協奏曲ニ短調の
作曲家として知られている彼は、ヴェネツィアの貴族に生まれ、
画家・数学者・哲学者・政治家としても活躍した人物である。
偽名を使って器楽曲やカンタータ、アリアを作曲した人物のようで、
弟のベネデットとともに当時ヴェネツィアを代表する作曲家であった。
オーボエ協奏曲ニ短調は1716年アムステルダムで公開、
印刷されたということがCDの解説書に書かれている。
バッハがこれをチェンバロ用に編曲し(BWV974)たことで、
さらに知られるようになったわけだが、この作品は前まで、
弟のベネデットの作品と思われていた。
(その前はヴィヴァルディの作品と思われた時期もあった)
高校時代私はこの協奏曲をよくレコードで聴いていたのだが、
その解説書にはベネデット・マルチェッロと書いており、
一応そこにはアレッサンドロの作とする説もあるとなっている。
今回聴いたCDの演奏はハインツ・ホリガーのオーボエ、
ヴィットリオ・ネグリ指揮、ドレスデン国立管弦楽団員による。
第一楽章アンダンテ・エ・スピカートは、
弦楽器のユニゾンに続きオーボエ独奏が入る。
この交互の演奏によって曲は進行していく。
オーボエの奏でる旋律は優雅で甘美である。
最後は弦楽器のユニゾンで堂々と終わる。
第二楽章アダージョは、映画「ベニスの愛」で使用された。
さざなみのように奏でる弦楽器の伴奏に乗って、
オーボエ独奏が哀愁を漂わせた旋律を奏でる。
オーボエという楽器の良さを十分に活かした楽章である。
第三楽章プレストは、オーボエ独奏に始まり、
ところどころで哀愁を漂わせた旋律が、
駆け抜けていくような軽快なテンポで奏でられていく。
表情をところどころで変えていくホリガーのオーボエは、
こんな楽章を聴いただけでもいい演奏だなあ思わせるものであり、
そんなことを思わせているうちに颯爽と全曲を閉じる。