Mars&Jupiter

おおくぼっちの屋根裏部屋へようこそ!

西谷から菅田町まで歩く、そしてヨハネス・ブラームスの大学祝典序曲作品80

2010-06-19 23:13:13 | ヨハネス・ブラームスの作品
昨日はウォーキングを休みました。
そして、今日は西谷から菅田町まで歩きました。
そのあとは三枚町まで歩き、さらに新横浜まで歩き、
そこから電車に乗って川崎までいき、
たけくま酒店で日本酒を二本買う。
今回からは、ドイツ・オーストリア編に入る。
今回はブラームスの作品であるが、
彼の経歴は有名な作曲家のため省略する。
大学祝典序曲作品80は1880年に作曲された作品である。
今回聴いたCDは、ハインツ・レーグナー指揮、
シュターツ・カペレ・ドレスデンの演奏によるものである。
弦楽器によって始まるせわしないような旋律から始まり、
四つの学生歌が示されていくが、ブラームスらしい展開である。
有名な学生歌の旋律が、親しみやすさを感じさせる。
最後は、第4の学生歌「だから愉快にやろうじゃないか」が、
堂々とした感じで奏されて華やかに全曲を終わる。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

クーベリックのグスタフ・マーラーの交響曲第7番嬰ハ短調を聴きながら、横浜から和田町まで歩く

2010-06-18 06:06:16 | グスタフ・マーラーとアルマ・マーラー
昨日は横浜駅から和田町まで歩きました。
途中聴いたのはマーラーの作品である。
いよいよマーラー特集も今回を経て終わりとなる。
交響曲第7番嬰ハ短調は、1904年から1906年にかけて作曲された。
演奏される機会のない交響曲とよくいわれるが、個人的には好きである。
今回聴いたCDは、ラファエル・クーベリック指揮、
バイエルン放送交響楽団によるものである。
これはスタジオ録音による1970年の録音からだいぶ経った
1976年2月5日のライブ録音であるが、各楽章の演奏時間をみると
第二楽章がやや長めである以外はほぼ同じ演奏時間であり、これは驚きである。
第一楽章ラングザム、アレグロ・コン・フォーコは、
引きずるような感じの序奏から始まるソナタ形式の楽章。
そして主部に入りホルンなどによる第一主題と、
ヴァイオリンが奏されるロマンティックな第二主題が提示される。
展開部に入ってそれら主題は展開されているのだが、
軽快なテンポで進めていくクーベリックの演奏は、
ライブ盤らしくホルンが出遅れるなどいろいろハプニングがある。
同じようなことは他の楽章でもみられるのだが、
それを気にしなければ、楽しく聴くことができる。
再現部を経て、コーダにかけての盛り上がりは、
クーベリックらしく情熱的で、最後は堂々とした感じで終わる。

第二楽章夜の歌Ⅰ、アレグロ・モデラートは、
夜を感じさせるような行進曲風の楽章である。
序奏は二本のホルンが対話しながら奏でる旋律に続き、
クラリネットやフルートなどの木管楽器などが加わり、
ホルンとチェロによる堂々とした主題と、
もう一つチェロにより奏される主題が登場する。
ホルンのみによる対話風の音楽が奏されるとカウベルの音が入る。
音楽は二つのトリオをはさみながら二つの主題を中心に展開され、
最後はホルンと木管楽器が絡み合いながら、
弦楽器のピチカートとともに静かに終わる。
第三楽章スケルツォ、影のようには、三部形式による楽章。
不気味なリズムを刻むティンパニの音に乗って、
ヴァイオリンが悪魔の死の舞踏を思わせるような旋律を奏でる。
木管楽器にあらわれる感傷的な旋律も印象的である。
明るい旋律をオーボエが奏でるトリオをはさみながら、
これらの旋律が繰り返され、最後も不気味な終わり方をするが、
クーベリックは流れるような軽快なテンポで進めていく。

第四楽章夜の歌Ⅱ、アンダンテ・アモローソは、
ヴァイオリンの甘い旋律に続いて、
ギターやマンドリンが加わりセレナーデ風の音楽を奏でていく。
クーベリック盤は速いテンポであっさりとした演奏で音楽を展開していく。
第五楽章ロンド-フィナーレ、アレグロ・オルディナリオは、
ティンパニの叩くリズムに乗って、ホルンとトランペットが、
明るく勇ましい感じの主題を奏でて始まる。
その主題は時に行進曲風に、そして変形されながら登場し、
後半には第一楽章の主題が再現され、
第五楽章の主題と絡み合い、壮大なクライマックスを築いていく。
最後のコーダのところの軽快に進み、力強く終わるあたりは、
ライブ盤らしく、聴いていて爽快感がある。

なお、今回までとりあげたマーラー編のCD等の情報は、
以下のアドレスの各分野のところで赤字NEWで示してあります。
http://www1.ocn.ne.jp/~bocchi07/composer_home.html
参考にしていただければ幸いです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ネーメ・ヤルヴィの交響的前奏曲を聴きながら、二俣川から鶴ヶ峰まで歩く

2010-06-17 06:18:12 | グスタフ・マーラーとアルマ・マーラー
昨日は二俣川から鶴ヶ峰まで歩きました。
途中聴いたのはマーラーの交響曲第6番のヤルヴィ盤に
収められている交響的前奏曲という作品である。
マーラーの作品の紹介は残すところ交響曲第7番のみなのだが、
ここで偽作の可能性の高い、交響的前奏曲をとりあげてみる。
今回聴いたCDは、ネーメ・ヤルヴィ指揮、
ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管弦楽団によるものである。

アルブレヒト・グエルシンクがオーケストレーションを手がけ、
現在聴くことのできるこの交響的前奏曲は、
マーラーの習作ではないかという説と
ブルックナーの作品ではないかという説があるようだ。
実際に聴いてみるとこれまたどちらともいいがたい。
最初の始まりはマーラーっぽいところもあるのだが、
主題を聴くとブルックナー的でもあるし、
しかしこれは管弦楽化をしたグエルシンクが、
マーラー風にしたということも考えられる。
主題が繰り返されながら、最後も盛り上がったまま終わるのだが、
この曲はマーラーの習作といえるかというと主題からして
そうではないような気がするのである。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ローラント・ヘルマンのグスタフ・マーラーの若き日の歌を聴きながら、西谷から三枚町まで歩く

2010-06-16 05:35:26 | グスタフ・マーラーとアルマ・マーラー
昨日は西谷から三枚町まで歩きました。
途中聴いたのはグスタフ・マーラーの作品で、若き日の歌である。
この作品は第1集が1880年から1889年にかけて作曲され、
第2集・第3集が1887年から1890年に作曲されている。
今回聴いたCDは、ローラント・ヘルマンのバリトン、
ジョフリー・パーソンズのピアノ伴奏によるものである。
この盤はレコードの時代から買ってよく聴いたものである。
特筆するのはジョフリー・パーソンズのピアノ伴奏である。
マーラーの歌曲の魅力を十分に引き出しており、
ローラント・ヘルマンの素晴らしい歌唱とともに安心して聴くことができる。
ここではその中の数曲をあげて触れておきたい。

「ハンスとグレーテ」は、民謡風の楽しい曲で、
輪になって踊る若い男女の中でのやりとりが、
軽快なレントラーのリズムに乗って歌われる。
「いたずらっ子をしつけるために」は、
かっこうの声がマーラーによって加えられ、
ユーモラスな感じが表現されている。
歌詞の内容は、一人の紳士がある家にやってきて母親に、
この家にいるのはいい子か悪い子かを聞く。
いい子には贈り物をあげようという。
そこで親は母親のことをきかない悪い子だと答え、
すると紳士はじゃあ贈り物はあげられないと言って去る。

「緑の森を楽しく歩いた」は、森の中を歩く感じが、
ピアノによって描写され、その中をさまよう人物が、
鳥のさえずりを聞きながら楽しむようすが歌われる。
「夏の交替」は、交響曲第3番第3楽章で使われている旋律である。
「ユーモアをもって(Mit Humor)」とスコアに書かれているように、
夏の牧場でかっこうが死んでしまったが、
その代わりにうぐいすが歌ってくれるだろうという内容の詩で、
滑稽な曲ではあるが、何か風刺的なものも感じさせる曲である。
「二度と会えない」は、故郷を離れた男が、
その間に起きた恋人の死を知り、嘆く悲痛な曲である。
短調と長調の部分を繰り返し、最後は「さよなら」と叫ぶ。
ローラント・ヘルマンの歌はその恋人の悲痛な気持ちを
見事に表現していて、なかなかの名演であると思うし、
ジョフリー・パーソンズのピアノ伴奏も素晴らしい。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ブーレーズのグスタフ・マーラーのリュッケルトによる5つの歌を聴く

2010-06-15 06:24:07 | グスタフ・マーラーとアルマ・マーラー
昨日は一日中雨だったのでウォーキングを休みました。
途中聴いたのはグスタフ・マーラーの作品で、
1902年に作曲されたリュッケルトによる5つの歌である。
今回聴いたCDは、イヴォンヌ・ミントンのメゾ・ソプラノ、
ピエール・ブーレーズ指揮、ロンドン交響楽団の演奏によるものである。
「美のゆえに愛するなら」は、美のためなら太陽を愛して、
若さのためなら太陽を愛して、宝物のためなら人魚を愛して、
だけど愛するためなら私を愛して、私も永久にあなたを愛します
という誠実な愛への歌詞が祈るように歌われる作品である。
「真夜中に」は、不安と孤独を感じさせる管弦楽の伴奏で始まる。
真夜中に目を覚まし、人生の苦悩を感じる一方で、
人間の無力さを感じ、最後は神の御手に委ねるという歌詞である。
最後はワグナー流の音楽になり、華やかになるが、
ブーレーズ盤はあっさりした演奏で少し物足りない。

「ほのかな香りを」は、菩提樹の小枝の香りを嗅ぎ、
恋人を感じるさわやかな感じの歌である。
「ぼくの歌をのぞきこまないで」は、
僕の歌を覗き見するきみの好奇心は裏切りだねと歌う。
蜜蜂だって巣を作る時に互いのことを見せないよと歌う。
ユーモラスな感じの軽快な歌である。
「私はこの世に忘れられ」は、僕は世間から消えたんだと歌い始まる。
死んだと思われてもいい、世間とは死に別れているからだという。
諦観を思わせる歌を伴奏する管楽器の響きも寂しさを感じさせる。
ブーレーズ盤はこの曲についてもあっさりとした演奏だ。
私としてはちょっと物足りない感じがする。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする