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自動車修理工場である光風商会の敷地の一角にある温泉浴場です。看板が出ているわけではないので、自動車修理工場内にあることを予め知っておかないと、見落としてしまいがち。国道101号の旧道(現・県道245号)沿いで、弘南バス・相野東口バス停の目の前です。以前は本当に地味な建物でしたが、2006年に改築されて、外壁はエメラルドグリーン系のパステルカラーに塗装されました。
休憩所に座って常連さんと世間話をしているおばちゃんに料金を手渡し。脱衣所入口の棚には常連のお風呂道具が所狭しにズラっと並んでいます。浴室は奥に長く、湯気が立ち込めて濛濛としていますが、入った途端に芳しい臭素臭が香ってきました。カランは14ヶ所で、青森県標準の押しバネ式、うちシャワー付が4ヶ所。これまた青森県では当たり前ですが、カランから出るお湯は源泉です。
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奥の壁には鯛を釣る恵比寿様の絵が描かれています(女湯は大黒様と虎の組み合わせだそうです)。縁起でも担いでいるのでしょうか。
タイル貼りの浴槽は二つに分かれ、手前側が大きめで4~5人サイズ、奥側が2~3人。鉄パイプからシュワシュワ音を立てながら源泉がドバドバ投入されています。お湯は投入口のある手前側浴槽から奥側へ流れて排湯されるため、手前側が熱くて45℃近くはあったように思います。常連の爺様曰く「今日はなんぼか熱い」とのこと。熱いからか浴槽の脇でトドになる人が多く見られました。
お湯は薄黄色透明。湯口にコップあり、塩味+ダシ味+(気の抜けたような)炭酸味で、口当たりは悪くなく、寧ろおいしく飲めちゃうかも。弱い油臭+臭素臭がはっきり香ります。成分総計が9.928g/kgとなっていて津軽平野の温泉ではかなり濃い方ではないでしょうか。その成分ははっきり食塩と重曹で占められています。
入浴中は炭酸ガスの泡が体にまとわりついてきます。新鮮なお湯なんですね。つるつるすべすべ感も心地よく、特に重曹の影響で湯上りのさっぱり感が強いようでした。一方で、食塩のため湯上りは湯冷めせずポカポカ。お湯の熱さ、そして炭酸ガスや食塩による保温性の高さゆえ、暑い時期にじっくり入ると火照ってフラフラになっちゃうかもしれません。
お客さんが次々に入ってくて、評判の良さがうかがえます。知らなきゃ行かない浴場なのに、1日150人も来るんだとか。温泉ファンなら行ってみて損はないと思います。
ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉
50.5℃ pH6.95 湧出量不明(動力) 成分総計9.928g/kg
弘南バス・相野東口バス停下車、目の前
弘南バス・路線バスのページ(←五所川原管内あるいは鰺ヶ沢管内の「五所川原~鰺ヶ沢線」を参照)
JR五能線・木造駅から徒歩15分(約1.3km)
青森県つがる市森田町下相野野田73-3 地図
0173-42-1496
6:00~20:00 第1・3月曜休
250円
私の好み:★★★