あけましておめでとうございます。本年も何卒よろしくお願い申し上げます。
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2013年第一回目は、その名も目出度い北海道・道南の名湯「温泉旅館 銀婚湯」からスタートを切らせていただきます。こちらのお宿は宿泊したお客さんが異口同音に絶賛なさっており、その誉を自分でも体験してみたく、昨年晩秋の某日、頑張って背伸びして1泊させていただきました。大変人気のお宿で、時期によっては予約が難しいこともあるそうですが、私のような一人客でも部屋が空いていれば快く受け入れてくれます。今回はお伝えしたい内容が多くなってしまいそうなので、全5回に分けて記事を書き綴ってまいります。第1回目は私が一晩お世話になったお部屋とお食事など、館内に関する諸々を取り上げます。
結論から先に申し上げますと、ぶっきらぼうな旅館が多い北海道にあっては非常に貴重な、まるで本州の高級旅館を思わせる素晴らしいホスピタリティと、北海道らしい気さくなスタッフの人柄が絶妙な調和を生み出しており、美しく爽快な自然環境と上質なかけ流しの温泉、そしてその自然をたっぷり味わえるいくつもの貸切露天風呂が、他に類を見ない個性的な魅力を訪問客にもたらしていました。再度訪れたい旅館は他にも数あれど、再訪は無論のこと、友人や親族にまで積極的に紹介したくなるほど、非常に印象的なお宿でした。
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帳場前から2階へ上がる階段の踊り場ではクマさんがお出迎え。
●部屋
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赤貧生活を送っている私は、一番リーズナブルなクラスのコース&お部屋(1泊2食で11,700円)をお願いしました。お部屋は旧館の一室で、レイアウトとしてはごく一般的な旅館の和室、トイレや洗面台は共用です。たしかに築年数は相当経っているのでしょうけど、メンテナンスが丁寧なのか、古さが全く苦にならないほど綺麗に整えられています。
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旧館客室の窓から眺められる内庭は、内といっても背後に山林が広がる本格的な庭園で、周囲に人家などはありませんから、景色としても充分に満足できるものでした。
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浴衣や丹前とともに用意されているのが、クローブの独特な芳香を放つ丁子染の足袋とタオル。
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座卓に置かれているファイルの中には、源泉の使用状態や源泉の混合方法など、こちらの温泉に関する子細な説明や、宿泊者専用貸切風呂の案内図が綴じられていました。温泉に関する情報を積極的に開示する姿勢は素晴らしいですね。お宿のお湯に対する矜持が感じられます。なお、温泉については拙ブログの次回以降でレポートさせていただきます。
●夕食
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夕食はお部屋出しです。まずはお品書きから。
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繰り返しますが、お代は11,700円。にもかかわらず目の前には次々と、とても繊細で彩鮮やか、山海のバランスが良い本格懐石が並べられます。こんなに豪勢で秀麗なお料理をいただいていいのかしら。同じ内容を本州でいただいたら、間違いなく倍のお代を要するでしょう。抜群のコストパフォーマンスです。
お品書きを書き写してみますと…
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朝食は1階の食堂へ。献立こそ一般的な日本旅館の典型かもしれませんが、器は品が良く、料理も一品一品が丁寧に作られており、味や食感がとても上品なのです。こちらのお宿では朝食の玉子焼きに熱い思いを注いでいるらしく、卓上の器とともに並べられた説明には、近所の松永農場の玉子を使用しており、黄身は透明感のあるレモン色であるという旨が記されていました。たしかに画像右上に写っている玉子焼きの色もレモンイエローに近い色合いですね。近年の鶏卵は黄身の色を濃くするため色素を餌に混ぜようとする傾向にありますが、逆にこのような薄い色合いですと余計な物をニワトリに食べさせず、飼料であるトウモロコシの色が素直にあらわれていることがわかり、添加物などを気にする方でしたら安心できるかと思います。
●館内その他
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1階の帳場奥には、薪をくべる暖炉が置かれたラウンジが設けられており、薪がバチバチとはぜる音を耳にしながら、ぬくもりの中で、観光ガイドや温泉関係の書籍、そして新聞を読むことができました。
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帳場方面から館内の各浴室へ向かう途中には水琴窟が。耳を澄ますと底の方から美しい音が響いてきます。
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館内のソフトドリンク用自販機はなんとEdy, nanaco, WAON,対応。
なお自販機ではビールなどの販売を行っていないので、アルコール類が買いたい場合は帳場へ。
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長いイントロダクションもここまで。
次回からは拙ブログの本題であるお風呂を取り上げてまいります。
北海道二海郡八雲町上ノ湯199
0137-67-3111
ホームページ
次回に続く…
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2013年第一回目は、その名も目出度い北海道・道南の名湯「温泉旅館 銀婚湯」からスタートを切らせていただきます。こちらのお宿は宿泊したお客さんが異口同音に絶賛なさっており、その誉を自分でも体験してみたく、昨年晩秋の某日、頑張って背伸びして1泊させていただきました。大変人気のお宿で、時期によっては予約が難しいこともあるそうですが、私のような一人客でも部屋が空いていれば快く受け入れてくれます。今回はお伝えしたい内容が多くなってしまいそうなので、全5回に分けて記事を書き綴ってまいります。第1回目は私が一晩お世話になったお部屋とお食事など、館内に関する諸々を取り上げます。
結論から先に申し上げますと、ぶっきらぼうな旅館が多い北海道にあっては非常に貴重な、まるで本州の高級旅館を思わせる素晴らしいホスピタリティと、北海道らしい気さくなスタッフの人柄が絶妙な調和を生み出しており、美しく爽快な自然環境と上質なかけ流しの温泉、そしてその自然をたっぷり味わえるいくつもの貸切露天風呂が、他に類を見ない個性的な魅力を訪問客にもたらしていました。再度訪れたい旅館は他にも数あれど、再訪は無論のこと、友人や親族にまで積極的に紹介したくなるほど、非常に印象的なお宿でした。
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帳場前から2階へ上がる階段の踊り場ではクマさんがお出迎え。
●部屋
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赤貧生活を送っている私は、一番リーズナブルなクラスのコース&お部屋(1泊2食で11,700円)をお願いしました。お部屋は旧館の一室で、レイアウトとしてはごく一般的な旅館の和室、トイレや洗面台は共用です。たしかに築年数は相当経っているのでしょうけど、メンテナンスが丁寧なのか、古さが全く苦にならないほど綺麗に整えられています。
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旧館客室の窓から眺められる内庭は、内といっても背後に山林が広がる本格的な庭園で、周囲に人家などはありませんから、景色としても充分に満足できるものでした。
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浴衣や丹前とともに用意されているのが、クローブの独特な芳香を放つ丁子染の足袋とタオル。
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座卓に置かれているファイルの中には、源泉の使用状態や源泉の混合方法など、こちらの温泉に関する子細な説明や、宿泊者専用貸切風呂の案内図が綴じられていました。温泉に関する情報を積極的に開示する姿勢は素晴らしいですね。お宿のお湯に対する矜持が感じられます。なお、温泉については拙ブログの次回以降でレポートさせていただきます。
●夕食
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夕食はお部屋出しです。まずはお品書きから。
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繰り返しますが、お代は11,700円。にもかかわらず目の前には次々と、とても繊細で彩鮮やか、山海のバランスが良い本格懐石が並べられます。こんなに豪勢で秀麗なお料理をいただいていいのかしら。同じ内容を本州でいただいたら、間違いなく倍のお代を要するでしょう。抜群のコストパフォーマンスです。
お品書きを書き写してみますと…
小鉢:牛乳豆腐
前菜:ふくら豆五目煮、南瓜ポタージュ、クリーム新上、とうもろこし寄せ、青つぶ煮、
刺身:三点盛りあしらい
焼物:銀むつ西京焼
蓋物:湯葉八方煮
鍋物:鶏鍋、松永さんの玉子
揚物:海老・蟹、厚沢部の舞茸
食事:上の湯ななつぼし自家精米
上椀:きのこ汁
果物:ぶどう、梨
前菜:ふくら豆五目煮、南瓜ポタージュ、クリーム新上、とうもろこし寄せ、青つぶ煮、
刺身:三点盛りあしらい
焼物:銀むつ西京焼
蓋物:湯葉八方煮
鍋物:鶏鍋、松永さんの玉子
揚物:海老・蟹、厚沢部の舞茸
食事:上の湯ななつぼし自家精米
上椀:きのこ汁
果物:ぶどう、梨
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朝食は1階の食堂へ。献立こそ一般的な日本旅館の典型かもしれませんが、器は品が良く、料理も一品一品が丁寧に作られており、味や食感がとても上品なのです。こちらのお宿では朝食の玉子焼きに熱い思いを注いでいるらしく、卓上の器とともに並べられた説明には、近所の松永農場の玉子を使用しており、黄身は透明感のあるレモン色であるという旨が記されていました。たしかに画像右上に写っている玉子焼きの色もレモンイエローに近い色合いですね。近年の鶏卵は黄身の色を濃くするため色素を餌に混ぜようとする傾向にありますが、逆にこのような薄い色合いですと余計な物をニワトリに食べさせず、飼料であるトウモロコシの色が素直にあらわれていることがわかり、添加物などを気にする方でしたら安心できるかと思います。
●館内その他
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1階の帳場奥には、薪をくべる暖炉が置かれたラウンジが設けられており、薪がバチバチとはぜる音を耳にしながら、ぬくもりの中で、観光ガイドや温泉関係の書籍、そして新聞を読むことができました。
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帳場方面から館内の各浴室へ向かう途中には水琴窟が。耳を澄ますと底の方から美しい音が響いてきます。
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館内のソフトドリンク用自販機はなんとEdy, nanaco, WAON,対応。
なお自販機ではビールなどの販売を行っていないので、アルコール類が買いたい場合は帳場へ。
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長いイントロダクションもここまで。
次回からは拙ブログの本題であるお風呂を取り上げてまいります。
北海道二海郡八雲町上ノ湯199
0137-67-3111
ホームページ
次回に続く…