(2023年1月訪問)
拙ブログでは久しぶりに台湾の温泉を取り上げます。まだ2022年の国内ネタがたくさん残っているのですが、海外については変化のスピードが激しいので、国内ネタは取り敢えず脇に置いておき、台湾ネタを優先させます。
台湾に温泉が多いことは、近年あらゆるメディアで紹介されるようになっていますので、温泉に興味がある方なら多少の情報は既にお耳に入っているかと思います。台湾で温泉と言えば、台北近郊の北投や烏来、中部の泰安や谷關、南部の關子嶺や四重溪、東部の礁溪や知本などが有名な温泉地として日本のメディアに取り上げられますが、もちろんそればかりでなく、各地にいろんな温泉が数多く点在しています。
今回取り上げる苗栗県大湖郷は、台湾屈指のイチゴの産地として偶に日本のメディアでも紹介されることはありますが、実は温泉施設も点在しており、知る人ぞ知る温泉郷となっています。おそらく日本のメディアでこの大湖の温泉を取り上げているところは、まだ無いのではないでしょうか。なお大湖では11月頃から翌年4月頃までイチゴが生産され、観光農園ではイチゴを摘み取って量り売りで買い取ることもできます。
私のようなオッサンが一人でいちご狩りをするのは寂しいので、摘み取らず箱で買ってしまいました。
当地で生産されているには「とよのか」ではないかと思われます。甘くて美味しいイチゴでしたよ。
拙ブログでは以前に大湖の大窩温泉を取り上げましたが、この温泉は現在廃墟のようになってしまいました。しかしながら、大湖に広がるイチゴ畑を取り囲むように、複数の温泉施設が営業しています。今回はその中の一つである「湖畔花時間」を訪ねました。
大湖を南北に貫く台3号線から県道55号線に入り、イチゴ畑の中を進みながら途中で細い道に逸れ、坂道を上がってどんどん進んでゆくと、やがて小埤潭という溜め池が右手に見え、池が終わる辺りで今回目的の施設にたどり着きます。
駐車場に車を停め、階段を上がって受付で入浴したい旨を伝えると、スタッフの方は笑顔で対応してくださいました。料金を支払うとバスタオルを1枚貸してくれますので、それを手に取って・・・
まずは更衣室(兼シャワールーム)に入って水着に着替えましょう。台湾で水着着用の露天風呂では水泳帽の着用も求められますので、忘れずに水泳帽も被りましょう。なおシャワールームのシャワーから出てくるお湯は温泉でした。
露天風呂(大衆池)はもうひとつの溜め池(大埤潭)の池畔に位置しており、広い敷地には複数の浴槽が設けられています。
パーゴラの下にあるのは適温の温泉が張られた主浴槽です。
緑に囲まれた溜め池では噴水が上がり、アヒルがグワグワと啼いていました。とても長閑で良い環境です。
主浴槽の隣にあるのこの浴槽は水風呂です。夏の暑い日に入ると爽快なんでしょうね。
水風呂の先には、セルフでコックを開閉してお湯を張る小さなお風呂が並んでいます。
どのお風呂もお湯は使い切りで、使用の度にお湯を張り替えます。
このように、ちょっと大きめの壺湯みたいな浴槽もあります。
こちらも使用の都度、お湯を張り替えるので、常に新鮮なお湯を楽しめます。
水着で入る露天風呂の他、このような個室風呂も3室ありますので、別料金になりますが、一糸まとわぬ姿で温泉に入りたい方はこちらの個室風呂の利用が良いでしょう。
上画像は主浴槽の湯口です。こちらの温泉のお湯は無色透明で、口に含むと清涼感を伴う重曹味の他、うっすらとしたミシン油風味が感じられます。湯中ではツルツルスベスベの滑らかな浴感が全身を覆い、お風呂上がりには嫌味の無い優しい温もりが残ると同時にさっぱりとした爽快感にも包まれ、なかなかの良泉であることを実感できました。
日本から持参した温度計で計測したところ、湯口では47℃でした。施設側の説明によると温泉は地下1569メートルから汲み上げた自家源泉で、加水加温循環することなく源泉そのままを各浴槽へ供給しているそうです。かけ流しの湯使いを実践しているところは、温泉ファンとして嬉しいですね。
こちらではもちろん宿泊も可能です。喧騒を離れた緑豊かな環境でかけ流しの重曹泉に入り、ご当地の甘いイチゴをいただきながら、のんびりとした時間を過ごす・・・。もう最高じゃないですか。
台湾にはまだまだ知られていない良いところがたくさんあるんですね。
碳酸氫鈉鹽泉(ナトリウム-炭酸水素塩泉) 46.7℃ 他の出^他データは不明
苗栗縣大湖郷義和村淋漓坪126號
ホームページ
日帰り入浴(大衆池・水着着用)8:30~22:00(受付21:00まで)
300元
(個室風呂800元/1時間 9:00~20:00)
ロッカー(無料)・ドライヤーあり、バスタオル貸出
私の好み:★★★
.
拙ブログでは久しぶりに台湾の温泉を取り上げます。まだ2022年の国内ネタがたくさん残っているのですが、海外については変化のスピードが激しいので、国内ネタは取り敢えず脇に置いておき、台湾ネタを優先させます。
台湾に温泉が多いことは、近年あらゆるメディアで紹介されるようになっていますので、温泉に興味がある方なら多少の情報は既にお耳に入っているかと思います。台湾で温泉と言えば、台北近郊の北投や烏来、中部の泰安や谷關、南部の關子嶺や四重溪、東部の礁溪や知本などが有名な温泉地として日本のメディアに取り上げられますが、もちろんそればかりでなく、各地にいろんな温泉が数多く点在しています。
今回取り上げる苗栗県大湖郷は、台湾屈指のイチゴの産地として偶に日本のメディアでも紹介されることはありますが、実は温泉施設も点在しており、知る人ぞ知る温泉郷となっています。おそらく日本のメディアでこの大湖の温泉を取り上げているところは、まだ無いのではないでしょうか。なお大湖では11月頃から翌年4月頃までイチゴが生産され、観光農園ではイチゴを摘み取って量り売りで買い取ることもできます。
私のようなオッサンが一人でいちご狩りをするのは寂しいので、摘み取らず箱で買ってしまいました。
当地で生産されているには「とよのか」ではないかと思われます。甘くて美味しいイチゴでしたよ。
拙ブログでは以前に大湖の大窩温泉を取り上げましたが、この温泉は現在廃墟のようになってしまいました。しかしながら、大湖に広がるイチゴ畑を取り囲むように、複数の温泉施設が営業しています。今回はその中の一つである「湖畔花時間」を訪ねました。
大湖を南北に貫く台3号線から県道55号線に入り、イチゴ畑の中を進みながら途中で細い道に逸れ、坂道を上がってどんどん進んでゆくと、やがて小埤潭という溜め池が右手に見え、池が終わる辺りで今回目的の施設にたどり着きます。
駐車場に車を停め、階段を上がって受付で入浴したい旨を伝えると、スタッフの方は笑顔で対応してくださいました。料金を支払うとバスタオルを1枚貸してくれますので、それを手に取って・・・
まずは更衣室(兼シャワールーム)に入って水着に着替えましょう。台湾で水着着用の露天風呂では水泳帽の着用も求められますので、忘れずに水泳帽も被りましょう。なおシャワールームのシャワーから出てくるお湯は温泉でした。
露天風呂(大衆池)はもうひとつの溜め池(大埤潭)の池畔に位置しており、広い敷地には複数の浴槽が設けられています。
パーゴラの下にあるのは適温の温泉が張られた主浴槽です。
緑に囲まれた溜め池では噴水が上がり、アヒルがグワグワと啼いていました。とても長閑で良い環境です。
主浴槽の隣にあるのこの浴槽は水風呂です。夏の暑い日に入ると爽快なんでしょうね。
水風呂の先には、セルフでコックを開閉してお湯を張る小さなお風呂が並んでいます。
どのお風呂もお湯は使い切りで、使用の度にお湯を張り替えます。
このように、ちょっと大きめの壺湯みたいな浴槽もあります。
こちらも使用の都度、お湯を張り替えるので、常に新鮮なお湯を楽しめます。
水着で入る露天風呂の他、このような個室風呂も3室ありますので、別料金になりますが、一糸まとわぬ姿で温泉に入りたい方はこちらの個室風呂の利用が良いでしょう。
上画像は主浴槽の湯口です。こちらの温泉のお湯は無色透明で、口に含むと清涼感を伴う重曹味の他、うっすらとしたミシン油風味が感じられます。湯中ではツルツルスベスベの滑らかな浴感が全身を覆い、お風呂上がりには嫌味の無い優しい温もりが残ると同時にさっぱりとした爽快感にも包まれ、なかなかの良泉であることを実感できました。
日本から持参した温度計で計測したところ、湯口では47℃でした。施設側の説明によると温泉は地下1569メートルから汲み上げた自家源泉で、加水加温循環することなく源泉そのままを各浴槽へ供給しているそうです。かけ流しの湯使いを実践しているところは、温泉ファンとして嬉しいですね。
こちらではもちろん宿泊も可能です。喧騒を離れた緑豊かな環境でかけ流しの重曹泉に入り、ご当地の甘いイチゴをいただきながら、のんびりとした時間を過ごす・・・。もう最高じゃないですか。
台湾にはまだまだ知られていない良いところがたくさんあるんですね。
碳酸氫鈉鹽泉(ナトリウム-炭酸水素塩泉) 46.7℃ 他の出^他データは不明
苗栗縣大湖郷義和村淋漓坪126號
ホームページ
日帰り入浴(大衆池・水着着用)8:30~22:00(受付21:00まで)
300元
(個室風呂800元/1時間 9:00~20:00)
ロッカー(無料)・ドライヤーあり、バスタオル貸出
私の好み:★★★
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